今年度帰国した人は受験勉強にそろそろ慣れてきた頃でしょうか。

そろそろ受験する大学を固め、出願をする時期ですね。

 

出願した全部の大学で不合格だったらどうしよう浪人したら家族に迷惑をかけるかもしれない、と不安に思っている人も多いと思います。

 

結論から言うと、帰国子女が大学に全落ちして浪人するケースは極めてレアだと思います。

 

(情報については、各大学の募集要項を確認してください。この記事の情報が古い・正しくない場合があります。)

 

出願時期が年間を通じて散らばっている

 

帰国子女の大学入試の出願は、大学によって時期が大きく違います。

 

慶応や早稲田、法政などの大学では、7月に出願の締め切りがあり、9月に入試と合格発表があります。

その後、少し遅れて他の私立大学の出願や入試が11月ごろまで散らばっています

国立大学の多くは出願が11月、遅いところでは年明けのこともあります。

 

このように時期がズレているので、合否によってその後の受験校を変えることができます。

 

たとえば、9月で早慶に合格してしまえば、その後はある程度レベルの高い国立大学にチャレンジすることができるようになりますし、不合格であれば、もう少しレベルを下げた大学を受験するということもできます。

 

「受験校のレベル調整」ができるので、ある意味では自分のレベルにあった大学へ行くことができるようになります。

 

反対に、これを使えばある程度の大学を滑り止めで確実に合格した上で、トップクラスの大学合格を目指すといったこともできます。

 

帰国子女入試ではない一般の受験生は、模試の結果などを参考に受験校を決定していくので、この点は帰国子女入試の有利な点と言えるでしょう。

 

 

志望によっては浪人を望む人も

 

中には、帰国子女であっても浪人する人もいるようです。

 

医学部や、レベルの高い国立大学を目指す人がその代表でしょうか。

 

行きたい大学・学部が決まっていて、どうしてもここの大学で勉強したいという強い意志がある人もいます。

 

大学にもよりますが、高校卒業後2年までは帰国子女入試の受験資格が与えられる大学も多くあります。

 

特に理系では、帰国してから受験までの短い期間に知識を詰め込むので、一浪して知識をしっかりつけてから受験することで、有利になる場合もあります。

 

出願準備はしておこう

 

とはいえ、出願は早いうちから準備しておくのが得策です。

 

志望理由書は、大学について調べたり、自分の過去を振り返ったりと時間がかかりますし、塾で添削をお願いするのにも時間がかかります。

出願締め切りの1ヶ月前には志望理由書を書き始められるのが理想です。

 

募集要項は、受験をする可能性がある大学については早めにチェックをして、必要な準備について確認しておくといいです!

大学によっては高校から取り寄せなくてはいけない書類がある場合もあります。

まだ、要項が出ていない場合は、去年のものを参考にしましょう。

 

また、柔軟に出願校を変更できるように、成績証明書などは多めに取り寄せておきましょう。

僕は不安だったので、10部持ち帰りました。実際に使ったのは5部くらいでしたけどね。

 

さいごに

 

どこでもいいので大学に行きたい!というのであれば、おそらくどこかには行けます。

行ける大学よりも、行きたい大学に行けるように、いまできることを頑張りましょう!

 

楽しい大学生活が迎えられるよう応援しています。

 

質問があれば、メールまたはコメントへどうぞ!

ken.nissy29[at]gmail.com

 

 

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