何と!、大阪にもタワー・ヴァイナルが進出ですよ!

店舗の場所は山下達郎イベントの会場と一緒だと思われます。
お店の写真も見ましたが結構な広さを感じました。
広くてお洒落な感じで雰囲気はとても良さそうです。

こりゃ、今年の夏も大阪に行きたくなりますよね。悩むなぁ。

■ラジオ番組『TAKE IT EASY』

以前のブログ記事で少しだけ取りあげたのですが、『TAKE IT EASY』とは地元福岡のFMラジオ局『CROSSFM』が発信している音楽に特化したラジオ番組で、ナビゲーターは男性DJのマサキさんと女性DJの坂口カンナさんのお二人が担当していました。

 



私はこれまでラジオを熱心に聴くタイプではなかったので、本当に偶然でした。

2019年頃だと思います。たまたまカー・ラジオから流れてきた『TAKE IT EASY』を聞き、何となく気に入ったのでしょう。以降、気が向いた時に『TAKE IT EASY』を聞くようになりました。

番組を聞いていると、二人の会話が緩くてとても心地よかった。まるで友人二人が目の前でグダグダ(良い表現が思いつかなくてスイマセン)喋っているような、そんな錯覚すら感じていました。呆れるほど緩くて明るく楽しい会話を聞いていると、自然とこちら側も笑顔になってきました。



マサキさんは声だけ聞くとオラオラ系のヤンチャなお兄さんキャラに思えますがとても優しそうな方で、会話の中身も独特な感性(?)感覚(?)があって、そのギャップがまた面白かったです。マサキ・オーシャンって一体何だよ?、みたいな(笑)。韓国旅行のお土産を現地で買い忘れて国内で買った、みたいな話の時はラジオを聞いていて爆笑していました。

坂口カンナさんは私が最初に聞いた時はまだ20代で、でも20代女子とは思えないほど堂々としたトークには感心させられました。サバサバしていると言うかお姉さんキャラ的と言うか。具体的に良さを説明するのは凄く難しいですが、別の番組で「未来のラジオを背負って立つ人材」みたいな言い方をされていたのが個人的には凄く腑に落ちていました。

お喋りのテンションは高くも低くもなく無理のない感じで、どんな会話を投げられても食らいついてきちんとキャッチし、的確に相手へ投げ返す的な。そのスキル(?)の高さには感心させられっぱなしでした。

あと、声質もラジオにあっていたような気がします。私は素人なのでラジオ的に本当のところは分かりませんが、お喋りの内容をリスナーが聞き逃さないし間違えにくい声質というか、聞いているとス~っと耳から頭へ入ってくる感覚があって、私は女性ナビゲーターの中では坂口カンナさんのお喋り&声質が一番好きでした。

■名物コーナー『レコードの時間』

そのようなお二人ですが、音楽好き&レコードも買っているという特殊な(?)趣味性にも惹かれていました。今みたいにレコード・ブームの盛り上がりが未だ無かった頃の話ですから、ラジオDJがアナログ・レコードの話を嬉しそうにしているのが凄く珍しく、特別なことのように思えました。

一番驚いたのが、お二人が私物のレコードを持ち寄って実際にターンテーブルで針を落とし、音楽を流す『レコードの時間』というコーナーでした。

 

このコーナーがいつ始まったか?までは知りませんが(最初からあった?)、私が聞き始めた2019年頃には既にあったはずです。今現在の感覚からしても凄くとんがった企画のように思えますから、2019年当時はかなり常識外れのぶっ飛んだ企画だったんじゃないだろうか?と想像します。これこそが、この番組の趣味性を物語る良い証明でもありました。



中でも、当時20代女子だった坂口カンナさんがレコードを買っている・・・という話を聞いた時、私は心の底から驚愕していました。

私がレコード・ブームを肌で感じたのが2021年に入ってからで、それまではレコ屋でレコを見ている人自体が珍しく、大方の人の興味の対象はまだまだCDでした。


 

2020年春にタワレコ福岡パルコ店で再発LP盤『かなえられない恋のはなし / BICE』を購入する際にレジ前でレコを持って並んでいると、周りからは奇異な目で見られていました(マジです)。まるで「あの人、どうしてレコードなんか買ってるの?」という心の声が聞こえてくるみたいな雰囲気で、それくらい当時はアナログ・レコードを買う人は珍しかったということです。

そんな時代に、20代女子がレコードを買っていると言うのです。そりゃブったまげるってもんです。私は再発LP盤『かなえられない恋のはなし / BICE』を購入するまで、ほとんど新譜を購入したことがなくて中古盤ばかり購入していたのですが、そんな時に坂口カンナさんがラジオ番組で「絶対に欲しいレコードは予約して買います!」と喋ったことも本当にショッキングでした。

レコードを予約して買う、という感覚が当時の私には全く無かったですから、20代女子がレコードを買うってだけでも驚きなのに、予約までして買うって一体何なんだ?と。なんか自分には理解できない現象が起き始めている的な、そんな驚きがとても大きかった。

それ以来、私も絶対に欲しいレコードは予約して買うようになりました(笑)。20代女子には負けていられねぇ!みたいな変な対抗心(?)が芽生えたことは決して否定しませんが、それくらい影響を受けてしまったということです。まぁ、そんな感情が芽生えた時点で既に私は負けているかも知れませんが・・・。

■謎のアナログ・レコード

 

この『レコードの時間』のコーナーで、坂口カンナさんのかけた『ゲッティング・ベター / フレックス・ライフ』のアナログ盤が今だに気になっています。



当時、Xの投稿を見ると、どうやら使用したレコードは7インチ盤のようでした。もしかしたら私の勘違いだったのかも知れませんが、写真を見ると7インチ盤を手に持っていた記憶があります。当時はそう理解していました。

 

私は『フレックス・ライフ』の『ゲッティング・ベター』が収録されたアナログ・レコードは、『宇田川町レコード』から2010年代(だったと思う)にリリースされた再発12インチ盤のミニアルバムしか持っていなくて7インチ盤の存在は全く知りません。ネットで調べても全くヒットしないので7インチ盤の素性が全くわからないのです。


あの7インチ盤は一体何だったのだろうか?、と。やっぱり私が何か勘違いしているだけなのでしょうか?。

ひょっとするとオリジナルのリリース時期にプレスされたプロモ盤だった可能性があるかも・・・とか、それか再発でごく少数だけ販売された稀少盤が存在していた?。だからあまり世間には知られていない、とか?。

謎は深まるばかりです。(´・ω・`)

■坂口カンナさんが番組を卒業

4月からの番組改編が発表されました。

『TAKE IT EASY』は番組自体継続するものの、女性DJの坂口カンナさんが番組を卒業することとなり、坂口カンナさんは『CROSSFM』の他の番組も併せて卒業するため、実質的に『CROSSFM』から卒業することになりました。

マジでビックリでした。全く予想していなかったので本当にショックが大きく、これから先、マサキさんと坂口カンナさんの緩い掛け合いを聞く事が出来なくなる・・・という脱力感(?)に打ちのめされていました。溜息交じりの脱力感です。本当に残念というしかないです。

4月から『TAKE IT EASY』を担当することになる新しい女性DJの方は、さほど音楽に興味があるようには見えないし、アナログ・レコードなんて「何それ?」状態のようにも見えます。なので、4月から番組の構成自体が変わってしまうような気もしています。

もしかすると『TAKE IT EASY』のディレクターさんも辞められたのでしょうか?。そうなると、番組自体が丸っきりリニューアルされる可能性だって考えられます。その時はまず『レコードの時間』が無くなってしまいそうです。(´・ω・`)



とにかく今のところ私の中では不安しかない感じなのですが(すいません)、これまで通り音楽&アナログ・レコード主体の路線で番組が継続していけばいいなぁ・・・と願うばかりです。でも、だったら坂口カンナさんが適任なんだよなぁ。

もしかすると新しい女性DJの方もめっちゃ音楽に詳しくてレコードもガンガン買いまくってる人だったり・・・はしないか(笑)。でも、新しい体制がビシっと嵌って、面白い番組になる可能性だってあります。個人的にはそこに期待したいところです。

ただ、マサキさんと坂口カンナさんの旧体制にすっかり慣れ親しんだ私にとって一体どう映るか?・・・。

やっぱり、今はまだ期待よりも不安の方が大きいかも知れません。



坂口カンナさんの卒業はイマイチ腑に落ちていない感じです。寿だとか引退だとか、何か卒業する理由がハッキリすれば笑顔で送ることもできるのですが、何かどれも違うみたいだしどうして卒業しちゃうの?という理由付けのところでいつも頭にハテナマークが飛び交ってしまいます。

坂口カンナさん卒業を知り、これまでの数年間でラジオ番組が自分の生活の一部になっていたことを散々思い知らされました。今までこんなこと思った事はありません。自分でもビックリしています。

生活の一部のように当たり前に聞いていたラジオ番組が改編されるということは、自分の生活環境の一部が改編されるということと同じなのかも知れません。一つの番組の放送時間が長ければ長い程、生活に密着している時間が長い訳ですから余計ダメージが大きいのでしょう。

『TAKE IT EASY』は約4時間の番組でしたから、土曜日の午後4時間って結構な長さです。そりゃ生活の一部と思えても仕方ないですよね?。

坂口カンナさんはもう『CROSSFM』に復帰することはないのでしょうか?。福岡には『FM福岡』もありますし、新たなFMラジオ局で新しい番組担当で復帰されたらいいのになぁ・・・なんて強く思ったりしています。

 

本当に心から願っていますよ!。



 

その時は『シティ・ポップ・レビュー』的な番組で是非復活してほしいです。

(終わり)