今回は(も?)独り言のようなものです。内容は全くありません。
こんなのツイッターに書き込みやがれ!とか怒られそうですが、
私、SNSをやらない主義なんです・・・。
なので、少しだけ感じた事を書き連ねてみました。
■リマスタリング盤を聴き、違う意味で驚いた
リマスタリング盤『FOR YOU』が全く問題なかったので、何も考えずにいました
疑問や不安なんてものは一切なく、気が付けば届いたレコードを取り出しターンテーブルに乗せ針を落としていました。
・・・え?、こんなに音圧が低いの?!。
と、まず最初に驚いたのがレコード盤の音圧の低さ、でした。漠然とですが、出てくるだろうと頭の中で想像していた音圧より実際は全然低かったので、正直面食らっていました。肩透かしを食らったようなものです。本当に驚きました。
それプラス、リマスタリング盤『FOR YOU』で感じた「少しデジタルっぽい」音の感触が、リマスタリング盤『RIDE ON TIME』に全く無かったことです。
少しばかり身構えていたんです。でも、普通に違和感なく聴こえてきたので大変驚きました。何ですか、これ?。
頭の中が混乱したままレコードの針は進んでいきます。時間だけが過ぎていきました
全く腑に落ちません。ざわつく気持ちが落ち着くまでに、しばらく時間を要したほどです。それくらい狼狽えていました。
一体これはどういうことなんだ?、と。さっぱり分からなくなっていました。
■オリジナル盤とリマスタリング盤を聴き比べてみる
リマスタリング盤『FOR YOU』の記事で「オリジナル盤と比べるなんて野暮なこと」みたいに書いてしまったのですが、今回は疑問が大きすぎて、我慢できずオリジナル盤と聴き比べてみました。
改めて聴くと、オリジナル盤『RIDE ON TIME』もかなり音圧が低かった。
これまでは全く気にも留めていなかった・・・ということです。今回、聴き比べて初めて気付いた(気づかされた?)訳ですから、自分の耳も案外いい加減なもんだ、と少し呆れてしまいました。あぁ、恥ずかしい。
比較すると、リマスタリング盤『RIDE ON TIME』の方が「気持ち」音圧は高めに感じます。本当に「気持ち」程度ですが、オリジナル盤『RIDE ON TIME』よりもリマスタリング盤『RIDE ON TIME』の方が少しだけ音圧が高く聞こえました。もしかすると誤差の範囲かも知れませんが・・・その時は御免なさい。と、謝っておきます。
どうやらリマスタリング盤『RIDE ON TIME』の音圧の低さは、元のマスター音源に由来しているようです。今回のリマスタリング作業とは直接的な関係はない、と考えてよさそうに思います。
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では、リマスタリング盤『FOR YOU』で感じた「デジタルっぽさ」を、リマスタリング盤『RIDE ON TIME』から感じなかったのは何故でしょう?
リマスタリング盤『FOR YOU』はデジタル・マスター音源を使用していると、山下達郎氏本人のインタビュー記事を読み知りました。なので、リマスタリング盤『FOR YOU』で感じた「デジタルっぽさ」は、デジタル・マスター音源によるものだと個人的には納得していました。
その理屈から言えば、同じデジタル・マスター音源を使用しているであろうリマスタリング盤『RIDE ON TIME』からも「デジタルっぽさ」を感じないとおかしいです。でも、私は「デジタルっぽさ」を感じていません。いかにもアナログっぽい音に聴こえています。これは一体どういうことなのでしょう?。
ん?。・・・まさか?。
もしかしたら、リマスタリング盤『RIDE ON TIME』ではアナログ・マスター音源を使用している・・・なんてことがあったりするのでしょうか?。
一度気になりだすと気になって仕方ないです。本当はどうなのか?。どなたかハッキリとした答えを知っている方はいらっしゃるのでしょうか?。
レコードを聴き、こんなにリマスタリング作業に思いを馳せたことは今までに一度もありません。我がレコ人生で初めてのことです・・・。
■『RIDE ON TIME』の音質上の特性かも?
思い付く事を思いつくまま色々と書いてみました。
個人的に一番スッキリする仮説が、
① リマスタリング盤『RIDE ON TIME』もデジタル・マスター音源を使用している。
② リマスタリング盤『RIDE ON TIME』ではリマスタリング盤『FOR YOU』のような「デジタルっぽさ」を感じさせるマスタリングの必要がなかった。
でした。
というのも、『RIDE ON TIME』の楽曲は中低音域勝負の音作りのように思えるので、リマスタリング作業で『FOR YOU』のように高音域の響き(=デジタルっぽさ?)を強調する必要がなかったんじゃないか?、と。思ったのです。
もしかすると全体的に低い音圧が良い方向に影響しているのかも知れません。そのおかげで「デジタルっぽさ」が埋もれて、結果的に気づきにくくなっている・・・とか
全く根拠のない素人考えの当てずっぽうです。単なる1リスナーの立場だと、あれこれ考え想像することしかできません。
何というか、どうにも歯がゆい思いでいます。
■結局何が言いたかったのか?、というと
色々と疑問を感じる(で、解決できない:笑)レコード盤だという事になります。
私の個人的な感想ですが、リマスタリング盤『RIDE ON TIME』の音質はとても好みです。あれだけ褒め称えたリマスタリング盤『FOR YOU』の音質よりも個人的にはしっくりきます。すんなり胸に響いてくるアナログ・レコードの音、という感じがします。
ほんと説明が難しいのですが、リマスタリング盤『FOR YOU』の音質が「派手」なのだとすれば、リマスタリング盤『RIDE ON TIME』の音質は「地味」だと言えるかも知れません。でも「地味」だからこそ見えてくる(感じる)緻密さがあります。聴いていると、その緻密さにゾクッとします。
リマスタリング盤『RIDE ON TIME』はオリジナル盤の音の響きをきちんと継承した上で、音の粒が際立って聴こえる印象です。アナログっぽさを崩さずデジタルっぽさは極力排除して音の粒子を繊細にした・・・みたいな。低音もいい感じに出ているので、とても気持ち良いです。
これを言うのは結構勇気がいりますが、リマスタリング盤『RIDE ON TIME』はオリジナル盤よりも音が良いような気がしています。超えているなんて言いませんけど、聴き比べると明らかにリマスタリング盤『RIDE ON TIME』の方が「上」に感じます。緻密さの部分では特に顕著です。
もしかすると、私の所有しているオリジナル盤『RIDE ON TIME』のコンディションの問題なのかも知れません。そこはもう自分自身判断することができません。世に出回っているコンディションの良いオリジナル盤『RIDE ON TIME』を購入して聴き比べるしか方法はないですから。さすがにそこまでする気力(お金も?)はないです。
強引に纏めると、色々と疑問はあっても私はリマスタリング盤『RIDE ON TIME』の音質が好みだ!ということです。もう、それだけです。それしかないです。
アナログ音質ってホントに難しい。一介の素人が論じたところで何かがどうなる訳でもなく、何が何やら・・・です。(´・ω・`)
■
独り言の呟きのつもりでしたが、何だか長くなってしまいました(汗)。
長い独り言ですか・・・。え!、それって只のやべえ奴じゃないですか!。なんて、ちょっと心配になってきました。やべえ奴に見えてない事を祈ります。
アナログ音質は再生する環境にも大きく左右されるので、なかなか説明が難しいです。正しく比較するなら、きちんとしたエビデンス的な説明は必須ですが、私はそこまでのオーディオ・マニアでもないので割愛しています。大した機材でもないですし、20年前~40年前に買ったオーディオです。情報上げてもあまり意味はないかと。ほんと貧乏性なんです。
それに私が言いたいことは音質の「勝ち負け」ではなく「好き嫌い」なんです。勝った負けたのジャッジって、あまり好きではないし意味もないかな・・・と思います。
私の言う「音が良い」は結局「音が好き」ってことなんです。それ以上の意味はありません。だから他人から違う事言われてもあまり気にならないという。
究極の自分勝手、ですね(笑)。
(終わり)