全く知りませんでした。
いつの間にか銀座『ソニー・ビル』が取り壊されていました。

中古レコ屋『ハンター』が地階で営業していたんです。
80年代の一時期に少しだけ思い出のあるレコ屋でした。

■中古レコ屋『ハンター』

今の若い人は知らないかも知れませんが、80年代、誰もが聞いた事ある「超」有名な中古レコ屋でした。

 

 

大きな理由がTVコマーシャルでした。TVコマーシャルを放送していた中古レコ屋なんて他には無かったと思います。コマーシャル終わり頃の決め台詞(?)「はんたぁああああ!」という叫び声が特徴的で、行ったこと無くても大概の人はお店の存在を知っていました。

 

かくいう私もその一人です。

当時の私は『ディスク・ユニオン』に足繁く通うレコ好きな若者でした。

『ディスク・ユニオン』は新宿、渋谷、御茶ノ水といった若者の集う大きな町に店舗を構えていたので、とても行きやすかった。JR駅に近かったので便利だし、新宿で買い物した帰りに『ディスク・ユニオン』、御茶ノ水へ楽器を見に行った帰りに『ディスク・ユニオン』と、気軽に立ち寄れるのは大きなアドバンテージでした。

比べて『ハンター』は店舗が銀座にありました。渋谷にも一時期店舗があったみたいですが私は知りません。渋谷店はいつオープンしていつクローズしたのでしょう?。全く知らないので、もしかすると私が九州へ引っ越した後にオープンしたのかも知れません。



一番有名な『ハンター』の店舗が銀座の数寄屋橋にありました。詳しく憶えてなかったですが、ネットで調べると高架橋下に店舗があったそうです。90年代になって行ったことありますが、細長かった店舗フロアの景色は今でもよく憶えています。

80年代の銀座は若者にとって身近な場所ではなく、どちらかと言うとオジさんオバさんが買い物する街、というイメージがありました(私だけ?)。そんな街に10代の若者がわざわざ交通費払ってレコを掘りに行く気にもなりません。なので、私にとって『ハンター』は完全に興味の対象外でした。

『ハンター』は未知なるお店だった・・・ということです。

■銀座『ソニー・ビル』内に『ハンター』が?

時期はもうハッキリと憶えていません。私がヘヴィ・メタルからパンクへと音楽の趣味が変わった頃の話です。推測するに多分1984年の秋くらいだったと思います。

私がヘヴィ・メタル少年からパンク少年へと変身するキッカケとなった張本人。

『勝手にしやがれ / セックス・ピストルズ』のLPレコードを貸してくれた年上の音楽友達です。私をパンクに目覚めさせた、その音楽友達と話をしていた時に『ハンター』の話になりました。

年上の音楽友達も『ハンター』には行ったことが無かったそうで、それが銀座へ行った際に気が向いたので『ソニー・ビル』に寄ってみたら、『ハンター』があったのでビックリした!・・・というような話でした。

 



そもそも私は銀座『ソニー・ビル』を知りません。最初はフンフン言いながら話を聞いていたのですが、段々と銀座『ソニー・ビル』に興味が湧いてきました。話を聞いていると、近未来的と言いますか凄く進歩的なビルに思えてきたのです。

80年代中頃は今で言うIT的な概念も浸透し始めていた時期で、「人工知能」やら「マルチ・メディア」なんていう言葉も広く使われるようになっていました。日本電電公社(現NTT)がサービスを開始した、インターネットのプロト・タイプとも言える「キャプテン・システム」も1984年という年でした。

このような進んだ近未来イメージを、銀座『ソニー・ビル』から感じていたのです。とても魅力的に思えました。その流れで『ハンター』の話題になるのですから、私の興味は既にMAX(笑)。グイグイと話に食らいついていったと思います。

よほど、銀座『ソニー・ビル』に行きたそうな顔をしていたのでしょう。年上の音楽友達が「今度一緒に行く?」と誘ってくれたのです。もちろん断るはずありません。二つ返事でオッケーしました。

それで休日に二人で『ハンター 銀座ソニー・ビル店』へ行くことになったのです。

■初めての銀座『ソニー・ビル』

どこかで待ち合わせをして、地下鉄を乗り換え乗り換え銀座へ辿り着きました。地上へ出て年上の音楽友達と歩いていくと、そこに銀座『ソニー・ビル』がありました。


(2009年夏に撮影したソニー・ビルです)

 

外観は一見普通のビルに見えます。ですが、入り口近辺には大きな水槽のようなものが飾られていたりデザインも変わっていて、よくよく見ると普通のビルとは違った雰囲気を醸し出していました。洒落たビルだな・・・というのが最初の感想で、確かにこのようなビルは当時とても珍しかったと思います。

ビルの中に入っても、その感想は変わりませんでした。詳細はハッキリとは憶えていないのですが、建物の内装(?)設計(?)にも近未来的なイメージは確かにありました。漠然としたイメージですが、印象として強く記憶に残っています。

ソニー製品の展示フロアで、最新機種がずらっと並んでいる様は正に圧巻でした。

当時珍しかったコンピューター(パソコン?、マイコン?)も展示されていて、しかも自由に扱えたので、友人と二人キーボードを叩いて色々入力したり遊んだ記憶も残っています。今と違い、当時のコンピューターは雲の上のような存在で触れることはおろか、見る機会さえ滅多になかったのです。

そのような時代ですから、近未来的なイメージを感じるのは当然かも知れませんね。

■『ハンター 銀座ソニー・ビル店』の第一印象はガッカリ

しばらくビルの中を散策し楽しんだ後、いよいよ『ハンター』へ歩いていきます。
『ハンター』は地下一階にありました。入り口はとても狭く、人一人通るのがやっとのようで(うろ覚え)、その入り口の狭い通りの左側がレジ・カウンターとなっていました。

店舗フロアは広くなくて、どちらかと言うと狭かった印象があります。

ビルの一室を中古レコ屋に使ってみました・・・的な、こじんまりとした正方形の一室。会議室のような一室を使った、よくある店舗フロアです。特に変わった店づくりをしていた訳でもなく、狭い店内にレコ棚が綺麗に整頓されて並べられていました。清潔感はあったと思います。雰囲気も悪くはなかったですが、どこにでもある普通のレコ屋に見えました。至って普通のレコ屋です。

なので、最初はガッカリしていました。店は狭いしパッとしていないし、せっかく銀座まで来たのにコレなの?・・・という。これだったら『六本木WAVE』に行った方が全然よかったじゃん!。もしくは、いつも通り渋谷に行けばよかった!、みたいな。本当に落胆していました。

実際にレコを掘り始めるまで・・・ですが。

■レコードがあり得ないほど安かった

気持ちはガッカリしていましたが、そんな事言っても仕方ないので早速レコを掘り始めました。せっかく来たんだからそりゃ見ますよ、見て帰りますよ、みたいな。不貞腐れながら・・・です。

で、レコードをサクサク見始めて私は度肝を抜かれることとなります。見るレコ見るレコ全てが信じられないくらい安かったのです。とにかく驚くほど値段が安かった。

これまで私が『ディスク・ユニオン』で感じていた相場よりも、全然安い値段で売られていました。

当時の『ディスク・ユニオン』では中古LPレコードは大体1200円前後で売られていました。それより下の場合で1000円、上の場合で1400円くらいです。

もちろん稀少盤や人気盤を除いての話ですが、大体1000円~1400円の価格帯に収められていました。多分、他の中古レコ屋でも変わらない価格で売られていたと思います。

ところが『ハンター』では中古LPレコードが800円前後で売られていたのです。
下の場合で600円くらい、高くても1000円くらいです。ほとんどの中古LPレコードが600円~1000円の価格で売られていました。別にコンディションが悪い訳でもなく、普通に綺麗なレコードが他店よりも安い価格で普通に売られていたのです。

これが本当に衝撃で、あの時の驚きは忘れようと思っても忘れることはできません。それくらい衝撃的な出来事でした。



なので『ハンター』でレコ掘りする際は、中古レコードを10枚くらい買うのが当たり前となっていました。当時は消費税もなかったですから(遠い目)、10枚買って7000円以下だったこともあります。信じられない安さです。

 


(このザ・ポリスがハンターで買ったレコです。他はうろ覚えです)

鮮明に覚えているのが『ザ・ポリス』のLPレコードです。『ディスク・ユニオン』でも『ザ・ポリス』のLPレコードを探していたのですが、あまり見なかったのか(?)、価格が高かったのか(?)、どちらか憶えていませんが、とにかくずっと購入できずにいました。

その『ザ・ポリス』のLPレコードを『ハンター』で見つけたのです。価格は、な、なんと800円!。レコ棚をサクサクしていて『ザ・ポリス』のレコを引っ込抜いた瞬間、目が点です。『ザ・ポリス』を店頭で見つけた瞬間のことは、映像として完全に脳裏に焼き付いていて、今でも頭の中でスロー再生することができます。

これ、ホントですよ(真顔で)。

■『リッチ・キッズ』のLPレコードを発見!

『ハンター 銀座ソニー・ビル店』での一番の思い出です。



 

『セックス・ピストルズ』を聴いて私はパンク・ロックに夢中になりますが、その頃は他のパンク・バンドを知らなかったので、色々な人からバンドを教えてもらったり音楽雑誌を読んで新たなバンドを探したりしていました。

ある時、『セックス・ピストル』のLPレコードを貸してくれた張本人でもある年上の音楽友達が、何本かのカセット・テープを私に貸してくれました。FMラジオの放送をエアーチェックしたというそのカセット・テープには色々なパンク・バンドの曲が入っていて、気に入るかも知れないから試しに聴いてみるといいよ・・・みたいに言ってくれたのです。

その友人が私をパンクに目覚めさせた張本人で、当人もそのことは重々承知していましたから、パンクに目覚めさせた責任感からなのか、それとももっとパンクにハマらせてやろう!くらいに思ったのか、かなりの数のバンドが収録された自作のカセット・テープをワザワザ私に貸してくれました。

そのカセット・テープを一通り聴き、一番気に入ったバンドが『リッチ・キッズ』でした。何という曲だったかは全く憶えていません。ただ、カセット・テープを返す際に「リッチ・キッズが一番よかった!」と興奮気味に喋った事はハッキリ憶えています。それくらい一聴して気に入ったバンドでした。

 



『ハンター 銀座ソニー・ビル店』でレコを一生懸命掘っていると、年上の音楽友達が私の名前を呼びました。顔を上げて友人の方を見ると「あった!リッチ・キッズ!」と言いながら、その手には『リッチ・キッズ』のLPレコードが掲げられていました

いきなりテンション爆上げです(笑)。

LPレコードを渡されたので興奮気味に見ていると、「これ買う?」というメッチャありがたいお言葉。てっきり友人が買うものと思い込んでいたので、まさか譲ってくれるなんて・・・と心の底から感激していました。超ラッキーです。その友人にも心から感謝だし『ハンター 銀座ソニー・ビル店』にも大感謝です。

確か1200円くらいで購入したと思います。購入する時は少し高いかなぁ・・・、なんて思ったのですが、後から考えると全然安かったという(汗)。『ハンター 銀座ソニー・ビル店』では1200円のレコードって超高級品の部類だったのです。完全に感覚がマヒしていますね、『ハンター』恐るべし・・・です。

私にとって『ハンター 銀座ソニー・ビル店』と言えば『リッチ・キッズ』を思い出すし、『リッチ・キッズ』と言えば『ハンター 銀座ソニー・ビル店』を思い出します。本当に些細な出来事ですが、リアルな体験って深く胸に刻み込まれるものなんですねぇ・・・とつくづく思います。

■『リッチ・キッズ』のLPレコードはレアなのか?

その後も、他の中古レコ屋へ伺った際は『リッチ・キッズ』のLPレコードを探していたのですがほとんど見つかりません。当時、既にレア盤化していたのでしょうか?

『ハンター 銀座ソニー・ビル店』以外で『リッチ・キッズ』のLPレコードを見かけたのは、1985年秋頃に西新宿のレコ屋『エジソン』で見た一回キリです。新入荷らしき棚に面出しで陳列されていました。

それ以降は2007年頃です。

北九州市小倉北区の『ラフォーレ原宿小倉』というファッション・ビル(現:あるあるシティ)内に期間限定で出店していた『ザ・キンキー・ミュージック』というレコ屋(うろ覚え)でした。その店内に飾られていた『リッチ・キッズ』の12インチ盤は、ジャケが違っていたので別レコードだと思いこんでいたのですが、もしかすると同一LPのジャケ違いだった可能性もある・・・と今頃になって気がつきました。

当時は全く気が回らなくて、確認しなかった私の完全なミスです。ただ、そのようなレコが本当に存在するのか?、ご存知の方がいらしたら是非コメント下さい。

『エジソン』で見た『リッチ・キッズ』のLPレコードは確か3000円くらいで売られていたと思います。『ザ・キンキー・ミュージック』はもっと高値が付けられていて、確か1万円くらいでした。なので見た瞬間に驚いたんです。気になっても、これじゃさすがに買う気にはならないですけど(笑)。


 

レコードなんて誰も見向きもしなかった2007年当時、このプレミアが付くって凄くないですか?。私が購入したLPレコードは多分オリジナル盤なので、もしかすると1200円で購入できたは本当にラッキーだったのかも知れませんね。

■『ハンター』といえば小山田圭吾

私の中で、ですけど(笑)。

 



90年代の雑誌の企画です。小山田圭吾氏が「見学猿(コーネリアス)」に扮し色々な職業を体験する・・・というコーナーがあって、この本はその雑誌のコーナーを一冊にまとめ出版されたものです。

 



その体験する職業のひとつが中古レコ屋の店員で、小山田圭吾氏(見学猿)が中古レコ屋『ハンター』の店舗で店員体験のようなことをしていました。小山田圭吾氏が一度は中古レコ屋の店員を体験してみたい!と熱望したことから実現した企画のようで、なので私は『ハンター』と聞くと真っ先にこの本のことが頭に浮かびます。

最初に読んだ時、小山田圭吾氏が『ハンター』にこれほど思い入れがあるとは思わなくて驚いたのですが、歴史的に見ても『ハンター』を雑誌等でこれ程大々的に取り上げた記事は無いと思います。既に存在しないお店ですし、そういう意味でも貴重な記事です。当時の小山田圭吾氏にはグッジョブ!と言いたいです。

 



もちろん本自体は既に廃番ですから簡単には読めないです。気になる方は古本屋やネット・オークションで根気よく探すしかないと思いますが、是非読んでほしいです。

この企画は計2冊の本に纏められていて、この【赤い】本以外にも【青い】本が一冊あります。この【赤い】本は片方の一冊です。もう一冊の【青い】本の方には『ハンター』は出てきませんが、似たような企画が満載だったように思います。

1990年代の空気感満載の、時代を感じさせる一冊です。とても懐かしいですよ。

■2001年の夏頃に閉店したらしい

2001年頃は仕事の関係で関東にいたので、休日は渋谷へレコ(CD)掘りに出かけていました。『ハンター』の事は全く頭になくて、渋谷へ行くだけで楽しく、十分に満足していました。

2002年の夏頃です。ふと『ハンター』の事を思い出しました。その頃はレコ屋の外観をデジカメで撮影するのがマイ・ブームとなっていたので、レコ掘りに行くというよりも『ハンター』の外観の写真を撮っておきたいと、そう思ったのです。

事前にネットで調べても『ハンター』の情報はほとんど見つかりません。お店のHPも無かったので、営業しているのか?さえもサッパリ分からない状態でした。

2002年といえばCDの売り上げが下降し始めた時期でもありますが、ピークを過ぎたと言ってもまだまだCDは売れていました。音楽業界の華やかな時代は続いていたのです。2000年代後半に表面化するCD不況なんて、全く想像できない活気に満ちた明るい時代でした。

『ハンター 銀座ソニー・ビル店』は閉店しているかも?と思いましたが、あの大きな数寄屋橋の店舗が無くなっているなんて全く想像できないことです。1980年代には「中古レコードはハンターに始まりハンターで終わる」とまで言われた「超」有名なお店なのですから。

とは思っていても、情報は見つかりません。嫌な予感を感じ始めた頃、不安は的中することとなります。



『ハンター』は本当に閉店していました。

 

今から考えると、2000年代のレコ屋大量閉店ラッシュの先駆けだったような気もしています。そんなところまで先頭走らなくても良かったのに・・・なんて。以降、渋谷だけでも『ZEST』や旧『ワルシャワ渋谷店』『CISCO』や新『HMV渋谷店』も閉店することになるのですから。当時、一体誰がそのようなことを予測できたでしょうか?。

『ハンター』は2001年夏に閉店したそうです。最近知りました。あの時、もう少し早く『ハンター』を思い出していれば閉店する前にお店へ行くことが出来たかも知れません。今更後悔しても仕方ないのですが、とにかく悔やんでいます。残念で残念で仕方ありません。

もし閉店前にお店に行くことが出来たら、きっとデジカメで外観の写真を撮りまくっていたと思います。このブログ記事にも写真を載せることができたのに・・・(汗)

あと数年で『ハンター』閉店から四半世紀ですよ。時間の流れが恐ろしいです。

 

 




 

『ハンター』の値段シールを発見しました。

 

レコではなくCDですしレゲエのMAXIシングルなので、90年代に東京旅行した際に行った『ハンター数寄屋橋店』で購入したモノだと思われます。CDを見ると購入した時のことは何となく憶えているのですが、ハッキリとした記憶はありません。CD棚で見つけるまで、このCDの存在自体忘れ去っていました。

 

東京旅行は多分、1993年か1994年の夏だったと思います。この頃はまだCDの中古盤の値段が異常に高く(今と比べると)1枚1000円以上することも珍しくなかったと思うので、MAXIシングルと言えど1枚300円という値付けで販売されていたことには心底驚いていました。

 

このCDは見ての通りセール・シールの貼ってあった、エサ箱から救出したCDでキズ盤でしたけど、それでも当時の300円は激安でした。探していたアーティストだった・・・ということもあって、見つけた時の喜びは尋常じゃなかったような気がします。

 



『ハンター 銀座ソニー・ビル店』に思い入れがあっても、ネタがあまりなかったので記事にするつもりはありませんでした。

それが最近、銀座の『ソニー・ビル』が取り壊されていた事を知り、色々と思い出すこともあったので少しばかり書いてみました。なので、無理やり捻り出した感があったら申し訳ないです。(´・ω・`)

昔は古い建物が壊され新しい建物が出来るとワクワクしたものですが、最近は寂しさを感じる事の方が多くなってきました。これが年齢を重ねる、ということなのでしょうか?。晴海ふ頭の『客船ターミナル』も解体が始まりました。想い出の場所がこの世界からドンドン消えていきます。

新しいレコ屋ができる事はもちろん嬉しいのですが、古い、昔から営業しているレコ屋にこそ続けて欲しい・・・という気持ちが私は強いです。今や否応なくデジタルの時代を生かされていますから。デジタルに対抗できる数少ないアナログ的な価値観が「歴史」です。「歴史」はデジタルに対抗できる数少ない武器なのです。

デジタルって極論すればフェイクなんです。対してアナログは究極のリアル。

どちらを選ぶのも個人の自由ですが、あまりフェイクに踊らされたくない・・・という気持ちは強いです。難しい事考えないで楽しんじゃえよ!という自分もいるのですが、いやいやいやそこ大事なトコだから・・・という自分もいます。ほんと、色々とヤヤこしい奴です(笑)。

私の中では、生活は便利になるからデジタル、趣味は楽しむためにアナログ、という切り分けをしているかなぁ・・・という感じ。全てが当てはまる訳でもないので大変難しいのですが。

う~ん、む・ず・か・し・い・です(汗)。

(終わり)

 

(2024年3月17日追記):『ハンター』の値段シールの写真を追加。