ショックです。

 

2018年に入り、立て続けにカフェデュモンドの2店舗が閉店となりました。

■夢の中で・・・

姫路のカフェデュモンドが2月4日閉店ということで、私は姫路の地に降り立っていました。もちろん目的はカフェデュモンド姫路店です。最後に一度でいいから姫路店でベニエを食べよう。そう思っての行動でした。

電車を降り、JR姫路駅を出て住所を見ながら歩いて向かいます。歩いて、歩いて、歩いた先に店舗はありました。

 

ただ、何だか様子がおかしい。百貨店の6階にあるはずなのに路面に面して店舗があります。アレ?と思いながらも、店舗の前の想像を超えた行列を見ると「急がなきゃ!」と私は気持ちを切り替えました。

列の最後尾に並びます。これじゃ1時間くらい並ばないといけないなぁ・・・なんて思っていたら、何故か列はズンズン進みます。そして、アッという間に私の番がきました。

 



可愛らしい女性がカウンターで迎えてくれました。

 

私はいつも通りアイスカフェオレとベニエを注文します。「アイスカフェオレ一丁!ベニエ一丁!」。女性の店員さんが振り向きざまに大声で叫び、私は度肝を抜かれました。ここ居酒屋かよ!と内心突っ込みながら待っていると、直ぐにカフェオレとベニエが出てきました。


え?何?作り置きなの?、と動揺しますが表情には出さず、私は笑顔でトレーを受取りました。そして、道路脇に設置されている簡易テーブルに座りました。

周りは既にお客さんで一杯です。大勢の人がカフェデュモンドに集まっている様子を見ていると嬉しくなりました。その風景を眺めながら、これが最初で最後の姫路店のベニエだなぁと感慨深く、ゆっくりと味わって食べました。

 

久しぶりのベニエは本当に美味しかった。カフェオレも美味しかった。涙が出る程おいしかった。

食べ終わって、ふとカフェデュモンドのカウンターを見ると行列が大分減っていました。そして、いつの間にかカウンター横に缶に入ったチコリコーヒーを並べて売っていました。

あ!缶のチコリコーヒー買って帰らなきゃ!と瞬間的に思い、そしてついでに帰りの列車で食べる用のカフェオレとベニエもテイクアウトしよう。そう考えました。

 



もう一度列の最後尾に並ぶとアッという間に私の番です。カウンターでは先ほど応対してくれた若い女性の店員さんではなく、定食屋の女将みたいな割烹着を着た高齢の女性がいました。あれ?と不思議に思いながら、私はその高齢の女性に向かって注文しました。

「缶のチコリコーヒーを2つください。それとアイスカフェオレMサイズ1つとシナモンシュガーのベニエをふたつテイクアウトで」
「はいはい。カフェオレと、ベニエね。」
「はい」
「あー!ベニエのテイクアウトは二つじゃ出来ないね。一つじゃないとね」
「え?どうしてですか?」
「二つだと縛れないからね」
「・・・縛るって何を?」
「何言ってるんだよ。ベニエに決まってるじゃないか!(イライラしながら)」
「???。何でベニエを縛るんですか?」
「縛らないと持って帰れないだろ?アンタだって困るだろ?(ほとんど怒りながら)」

全く持って意味がわかりません。意味は分かりませんが、意味分からないなりに色々と考えて尋ねました。

「・・・ひとつなら、いいんですね?」
「ひとつなら大丈夫だね。ベニエが動かないからね。(満面の笑みで)」
「???。じゃ、ベニエ一つでいいです」

良く分からないけど、まいいか、と。そう思っていると高齢の女性は、
「あー!ちょっと時間かかるよ。30分くらい待ってもらえるかい?」
と言いました。

しょーがないなぁ。だったら待つ時間で姫路の街の散策でもするか、と。私は目的もなくブラブラと歩き出しました。初めての姫路ですから見るもの全てが新鮮です。私は夢中になって景色を見ながら近所を散策しました。時間を忘れて散策しました。楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。

 



ふと気が付くと、とっくに30分は過ぎています。

うぎゃー!急いで戻らないと。私は来た道を戻ろうとしますが、適当に歩いてきた為、帰りの道順が全くわかりません。地図見てもサッパリ分かりません。「ちくしょう!パンの切れ端を撒いて歩くべきだった!」と私は悔やみましたが、多分昔読んだ童話のことなのだろうと思います。

仕方なくうろ覚えの記憶と勘を頼りに歩きます。ですが、余計に混乱しました。全く帰り道がわかりません。私は焦りました。どうしよう。このままだとヤバイ。早くカフェデュモンドに戻って商品を受け取らないと。あの高齢の店員さんに怒られてしまう・・・。

不安は次第に恐怖へと変貌しました。

 

私は恐怖に怯えながら無我夢中で走りました。走って走って走りました。しかし、悲しいことに一向にカフェデュモンドに辿り着けません。ああああああ!!!どうしよおおおおお!!!と半分泣きながら途方に暮れかけていた時、私は目覚めました。


■遂に日本全国で3店舗に

という夢を見たんです。(´・ω・`)ホントダヨ

 



一体何なんでしょう?。そんなに閉店がショックだったのでしょうか?。それとも、これは何かの暗示なのでしょうか?。このような夢を見るなんて、我ながらちょっとした驚きでした。

ちなみに、これでカフェデュモンドの店舗は日本全国でたったの3店舗となります。あまりにも寂しい数字です。これから店舗が増えることは無さそうなので、いつ全滅してもおかしくない数字だと思います。

 



私の住む福岡県に近い場所から次々と閉店していく事にも寂しさを感じます。まさか私に対する嫌がらせって訳でもないでしょうが・・・(笑)。せめて北関東から閉店してくれれば良いのになぁ・・・(以降、自粛)。ゴメンナサイ

今まで知りませんでしたが、京都店ではベニエの提供がないそうですね。

という事はベニエを食べることのできるカフェデュモンドは栃木県宇都宮市と茨城県水戸市の2店舗のみということになります。

遠い、あまりにも遠すぎる。

 

この2店舗はさすがに福岡県から離れすぎです。ベニエを食べに行くだけの理由で行動するには非常にハードルが高いです。

■日本全国カフェデュモンド巡り

と、言いつつも・・・。

実は私、昨年の夏に『日本全国カフェデュモンド巡り』という計画を立てていました。『日本全国カフェデュモンド巡り』とはベニエを食べる為だけに全国のカフェデュモンドの店舗を巡る旅、というものです。タイトルそのままですね。ヒネリ全くなし。

当時既存の5店舗を巡るルートを事前に検討しましたが、どうしても四国の店舗をルートに組み込むのが難しくて実行に移せませんでした。無理やり行こうと思えば行けます。でも、やはりコストは安く抑えたいでしょ。この辺りの葛藤に苦しみ、悩んだ挙句の頓挫でした。

でも、今から考えれば無理してでも行っときゃよかったなぁ、なんて思ったりします。店舗が無ければ行きたくても絶対に行けない訳ですから、ね。

考えようによっちゃ3店舗になった現状の方が行きやすくなったとも言えます。京都と栃木と茨城の3県です。ルートを考えるのは簡単です。時間もお金も5店舗の時に較べれば半分くらいで済みそうです。



行くなら夏。しかし、夏まで既存3店舗が営業している保証は全くありません。

そんな事を考えているとSNSで気になる投稿を見つけました。ダスキンとカフェデュモンドの契約が切れる、と言うのです。そのSNSの投稿が正しければ、今年度末くらいには全店舗閉鎖となってもおかしくはありません。夏だったら遅すぎるって話です。でも春は私のスケジュール的に厳しいぞ、と。

せめて公式HPで閉店についてのアナウンスを行ってくれれば良いのですが・・・。今年閉店した2店舗も何の告知も無しにいきなりの閉店でしたから。閉店後にHPの店舗情報を削除しただけです。これじゃ先の予定なんて全く読めません。

いっそ無理して春に行くか・・・。

行くのかオレ?みたいな。昔のJCB(でしたっけ?)のCMみたいな心境です。うーん、本当にどうするべきか?。悩んでいます。


 

閉店した時の2店舗の情報も少なく、あまり盛り上がっていないのが寂しい限りです。

2009年末のウェンディーズ撤退の時の祭りのような騒動と比べると、今年のカフェデュモンドの閉店は静かに淡々と進んでいる印象を受けます。祭りの方が寂しさが紛れて気がラクです。ここまで静かだと自分だけが別世界に取り残されているような気がして落ち着きません。正直、悲しいです。もっと盛り上がって(?)ほしいです。

これまでの30年近くもある歴史を考えれば日本全国にそれなりの数のファンはいそうな感じですが・・・。もしや、閉店するという情報すら届いていない人の方が多いのではなかろうか?などと思ったりします。知らなければ騒動なんて起きませんしね。でも、気付いたらお店が無くなってた!というのが一番悲しいですよ。

ダスキンさんにはもう少しアピールをお願いしたい。

せめて公式HPで閉店予定はアナウンスしてほしいなぁ、と思います。これは一カフェデュモンドファンの切なる願いです。

(終わり)