今日は職場のCさんについて少し書きたいと思います。
私の職場に50代のアメリカ人女性Cさんがいます。
彼女は竹を割ったような性格で、しっかりとしていて尚且つ非常に優しい女性で、いつも海外から来た私を気にかけてくれる方です。
そんな彼女が先日、わたしにこう切り出しました。
Cさん「はちみつー。私が5月に事故にあったの覚えて
る?」
私 「覚えてるよー。あれから大丈夫?」
Cさん 「事故は大丈夫だったんだけど、実はその時の
検査で癌が見つかったの。私は見つかって
すごく良かったと思うの。これから6回のケモ セラピーを始めるから、仕事には毎日来れな くなるの」
それからCさんは治療を初めて、今日久しぶりに職場に復帰してきました。抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けてくると言いバンダナを巻いての出勤です。
(抗がん剤を始める前のCさんは自分の髪の毛が大好きで綺麗に手入れされた栗色のロングヘアでした。)
Cさんは明るく「髪の毛が抜けていくのー。」と話していましたが、私は彼女がすごく傷ついているのが痛いくらいに良くわかりました。私も不妊治療中には、みんなが、当たり前に出来る事や持っている物が何で私には無いのだろうと悲しくなったり、自信を無くしたり、自分が欠陥人間に思えてしまう事がよくありました。(その話はまた次回)
でも別の立場に立ってみると戦ってる貴方はカッコいいよ。素敵だよ。と本気で思ったのです。
人間は自分が弱っていたり、完璧じゃ無い時でも誰かを知らずに励げましたり、勇気を与えてるんだと改めて実感しました。
Cさんがバンダナの自分をより好きになって貰えるように。素敵なバンダナをCさんにプレゼントしようと思います。
アメリカ在住の方で日本っぽい大判のハンカチが購入できるところを知っている方がいらっしゃいましたら是非教えて頂けると嬉しいです