☆☆☆
   1973年アメリカ映画  
   監督)ハル・アシュビー
   役者)ジャック・ニコルソン =バダスキー         
      オーティス・ヤング  =マルホール  
      ランディ・クエイド  =メドウス 
      キャロル・ケイン   =娼婦の一人     
      
初めこの映画を見る前は、
ゲイの世界を題材にした映画なのかな、、、
と思ってた。
内容とこのメインの写真のギャップは
何だろうか



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舞台は
バージニア州ノーフォーク海軍基地。

盗み癖のある18歳のメドウスは
募金箱から僅かのお金を盗んだ。
それがたまたま、司令官夫人が
設置した募金箱だったので、
見せしめ?なのか、8年もの刑に
服すことになるガーン
そのメドウスをポーツマス海軍刑務所に
護送する役目をになったのが、
ベテラン海軍の破天荒バダスキーと
堅実マルホールだった。
   
1週間近い護送期間と
その間の日当はもらえるため、
2日位でとっとと任務を終え、
その日当を使いながら小旅行でも、、、、
のもくろみだった(・ω・)b

一種の連行の旅を共にするうちに、
メドウスの人柄が徐々にわかってくると、
悪い奴どころか、とても純粋で、
真面目な気質ではないかと思い始め、
段々と3人奇妙な友情が芽生えてくる。

ともすれば、バダスキーとマルホールにとって、
メドウスは出来の悪い可愛い弟!!に
接するかのように見えた('-^*)/

お酒を飲んだ事ないとわかると、
護送の最短距離からはずれ、
とある街に降り立っては酒場に連れて行き、
ビール🍺をしこたま飲ませたり、
女性経験がないと知ると、
娼婦宿に連れて行き、
初体験をさせたり、
甲斐甲斐しく人生経験を積ませる。
その娼婦と部屋に入るメドウスを見送り、
待合室で事が終わるのを待つ
バダスキーとマルホールの
醸し出す空気感はとても微笑まし感じでした~


これから8年間というメドウスにとって
一番いい時期を刑務所で
過ごさなくてはならない、
いじめや理不尽なことだらけのなかに
連れて行かなければららない無念さを
二人は蓄積しながら、
三人の旅は終わりを迎えようとしていたが・・・


なんとも言えん映画やったかお
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この年のアカデミー主演男優賞には
錚々たる顔ぶれがビックリマーク
この年のアカデミー賞授賞式に
タイムスリップしてもぐりこみたいニコニコ
*ジャック・レモン – 『セイブ・ザ・タイガー』
 マーロン・ブランド – 『ラストタンゴ・イン・パリ』
 ジャック・ニコルソン – 『さらば冬のかもめ』
 アル・パチーノ – 『セルピコ』
 ロバート・レッドフォード – 『スティング』

 ちなみにこの年の作品賞は「スティング」が授賞

*メドウス役のランディ・クエイドは
「インデペンデンス・デイ」で
酔っぱらいのおっさんが最後は
家族のため人類のため
異星人と戦う役の俳優さんだったとは、、、
一瞬、タランティーノかと思った、
似てない?って誰に聞いてんのですねべーっだ!