叔母の認知症やらが気になったせいか、今年2冊目の読書は、【全員悪人】なる認知症をめぐる家族のドラマ。
老いるとは、想像していたよりもずっと複雑で
やるせなく、絶望的な状況だ。
そんななかで込み入った感情を抱くこともなく
必要なものごとを手配し、ドライに手続きを
重ねていくことが出来るのは私なのだろう。
これは家族だからというよりも、人生の先達に
対する敬意に近い感情だと考えている。
認知症はね、大好きな人を攻撃してしまう病なんですよ。
すべて病がさせることなんです。
という言葉が、作者を動かしているという。
様々な、義母の認知症的な考えで、自分の親の
認知症を思い出した。
父に始まり、母も認知症。子育てとのダブルケア。
自営業も始めたばかりだった。
全く余裕がなかった。![]()
介護認定なる物もできたばかりのおよそ25年前。
何もかもが、手探りだった。
今だったら、もっと優しい言葉を
かけることができたかもしれないけれど、
やるべきことは、やったはず…。
私に後悔を残さないようにしてくれてことは、
父母からの最後のプレゼントだったのかもしれないと考える。
オイラ達にも、後悔しないように
もっとチュールをくれてもいいんだよ❗️
いや、食べすぎは良くないし![]()

