父をきつね🦊と言った母…
まもなくして、祖母と叔父(母の弟)が来てくれた。
父と祖母達の会話が、少しだけ耳に入ってきた。
この何日か、母はあまり眠れていない。
隣の家に、大皿いっぱい10円玉を持っていったとか、大量に化粧品を買ってしまったとか…
私の耳👂には、とにかく母がおかしいことをしているということが入ってきた。
なんとか母を落ちつかせようと、祖母は母に寄り添って話を聞いていた。
そして、私の耳🦻に、
『私は、○田○子ちゃんみたいな子が、
欲しかったのよ。』
それは、私と同じクラスの子の名前だった。
彼女のお父さんは、タカラの人形のお父さんのような職業。綺麗なお母さん。彼女も優秀だ。
ただただ、暗〜い悲しい気持ちになった。
母からそんなことを言われ深く傷ついた記憶だけは、消えない…
一条ゆかりさんの(砂の城)の主人公ナタリーも、精神を病んでいる。
そんな漫画をよんでいた私は、母とナタリーを重ねた。
つづく