クリスマスイヴの不思議

こんにちは

「〇〇をしたので〇〇をしてほしいのですが」

はい、かあしこまりました
事務作業をしはじめた私に


「きょうはね、私が捨てられた日なんです」

え？

「施設の前に捨てられていたんです」

では、きょうがお誕生日ですか？

「いいえ誕生日は9月です。」

では、3か月でちょうど可愛くなってきたころですね

「そうですね」



「だから12月24日は大嫌いなんです！　・・でもね孫がよんでくれたので、これから
孫のところへ遊びに行くんです。少しだけおしゃれしてね」

きらきらのブレスレットきれいですね

「本物じゃないんですよ、これ」

12月24日が『楽しい日』になりましたね
お孫さんとすてきな想い出の一日にしてください

「ありがとう」

以上、実際に今日仕事中に交わした会話です
女性は60才を超えたくらいの方

人生はいろいろ　・・・

はじめて会った私に何でこのようなことを打ち明けたんだろう
しかも、そういう雰囲気の職場ではまったくありませんが

わたしで良かったのかな

私はもっと気の利いた応え方ができたんじゃないだろうか
でも、何だか胸がほっこりしています

すてきな出逢いをさせてくれたサンタさん
ありがとう


人生は捨てたもんじゃないね


ゆみかん