実感があるようなないような
来てほしくないような
でも月日は容赦なく流れ迎えた献花式の日。
金曜日は仕事を終えて、すぐ夜の便で東京へ向かいました。
届いてからすぐには読めなかったファンクラブの会報を
飛行機の中でゆっくりゆっくり読みました。
他のお客さんもいる手前、号泣はできないけど
メンバーのコメントや、あっちゃんのページを見ては
涙がぼろぼろ、ぼろ、溢れて
ひっそりと拭う1時間半のフライトでした。
ホテルに着いてもなかなか眠れず
無駄に広いキングサイズのベッドの真ん中に鎮座して
大きなテレビに映ったBUCK-TICKのライブを見ながら眠りました。
舞夢マイム。
一夜明けて当日。
天空橋駅でどっちに向かったらいいかわからなくて地図を見てたら
優しいお魚さんが声をかけてくださって
2人でハイシティー口を探して待ち合わせ場所へ到着。
お魚さん達、みんな優しいなぁ。
電車が着くたび、たくさんのお魚さんたちがやって来て
仲間と落ち合う方、泣いている方で改札前が溢れます。
私も改札前で数年ぶりに友人と再会。
わざわざ横浜からZeppまで会いに来てくれました。
天空橋駅から会場まで
たくさんの黒い服を着たお魚さんで溢れていて
胸が熱い。
二万人の方が献花に来られたとか。
こんなにこんなにたくさんの人に愛されているなんて。
ほんっっとにどうしてあっちゃんなの神様?
私は14時からなので13時半から整列まで友人と待機。
近くのカフェでワインとおつまみをたしなみました。
赤ワインはあっちゃんが好きだったからか売り切れていたので、
白ワインをいただきました。
私が座っていた後ろにスピーカーがあって
BUCK-TICKの曲がずっと流れていて
1人だったらワイン飲みながら泣いてたろうなぁ。
会いに来てくれた大切な友人に感謝です。
お店の奥には、BUCK-TICKのライブが流れていました。
他のお店もそうだったのかわからないけど、この心遣いとても暖かくて優しくて、
本当にBUCK-TICKは、あっちゃんはたくさんの人にいっぱいされてたんだなぁって思いました。
いよいよ13時半。
整列します。
並んでいる横で出口からたくさんのたくさんのお花が見えて
込み上げてくるものが😢
こんな形でここに来るなんて、嘘だよね⁈って想いが巡ります。
並んでる時に見えた入口のお花は
一番先頭はあっちゃんのお兄様。
そしてバンカー、メンバーお一人一人。
あぁもうそれだけで、哀しい。
現実を突きつけられた感覚に心拍数が跳ね上がります。
お花が左右の壁一面にずらり…
弁護士さんや多くの企業、イベンターさんや制作、写真、編集、雑誌等関係者の方々、藤岡市まで。
行政まで…。
お花の反対の壁にはあっちゃんのお写真もたくさん飾られていて
目が追いつかない💦
淡いピンクのカーネーションを受け取り
花と写真の回廊を進みます。
立ち止まらず歩きながら必死で光景を焼き付ける努力をしますが
視界が涙で霞んで辛い。。
献花の会場まではライヴの写真がずらり。
悲しくて悲しくて
どうしてこんなことになっちゃったの…どうして?
そんな想いでついに会場へ。
会場には、左右の壁天井まで全国のzeep会場のターポリン。
真ん中には大きな3枚のお写真が薔薇で縁取られて。
祭壇には赤や黄や白や紫の色とりどりのお花の中に、
仮面とマラボーと燭台とあの日のメンバーサインが入ったサイン入りドラムヘッド。
センターにはマイクスタンド。
マイクスタンドを挟んで左右に5体づつのお衣装。
しっかり目に焼き付けておきたいのに、なかなか脳がインプットしてくれない。
上手側だったので小道具はあまり見えず。
もどかしい中床のマス目に従って横一列に並び、順番を待ちます。
私の時には
献花台の前に来た時はもう、いっぱいいっぱいで
あっちゃんまたね、としか心の中で言えず。
膝が崩れ落ちそうになるのを堪えて堪えて堪えて。
会場を出て外に出るまでもお花と写真でいっぱいの廊下。
土屋昌巳さんから始まりLUNA SEA、Jさん杉ちゃん真矢さん、GLAY、遠藤遼一さん、布袋さん、デルジベット、BY-SEXUAL、MUCC、ラルク、シド、西川さん、氣志團、カリガリ…覚えきれないくらい!
たくさんのたくさんのお花に、愛されてるんだなと哀しいのに誇らしい気持ちが混ざり合います。
お花の並びの最後はヒロシさん…。
この並びを考案された方に感服いたします。
出口でメモリアルフォトを受け取り、空を見上げて放心…するしかない。
人々が旅立つ空港の近くにある会場で
駅が『天空橋』って名称で
そしてこの綺麗な青い青い空。
12月とは思えない20℃という暖かな気温。
風もなく穏やかな日。
あっちゃんのお人柄がそうさせるのでしょうね、、、。
出来過ぎた夢のようだよあっちゃん。
空って、こんなにどこまでも高かったっけ、、、?
左側から鳥が列をなして、羽ばたいている姿を見て、
世界は闇で満ちている、の歌詞の一説が頭をよぎってまた涙。
メンバーをはじめスタッフの方々の想いや労力は
きっと私たちが考える以上に大変、大変なんてものじゃないだろう。
献花式を開催してくださって本当に本当にありがとうございます。
飛行機が飛び立つ姿と音がこんなに美しいなんて感じたのは初めて。
飛行機が飛び立つ音を聞くと、スピードのイントロが何度も頭の中に流れます。
献花を終えて、いろんな気持ちが錯綜して、しばらく会場のデッキから動けず。
あぁ今更実感湧いてきたなぁ、、、って痛感。
空が夕暮れ模様になるまで、いっぱいいっぱいいっぱい泣きました。
ずっとずっと忙しすぎて、頭の中がぐちゃぐちゃだったから
こんなに頭が真っ白になったのは、久しぶりかもしれない。