【添削アドバイス】楕円とパースの関係 | amepress2021のブログ

amepress2021のブログ

ブログの説明を入力します。

ビジネスデッサン&スケッチ術の松原美那子です

ビジネスデッサンで添削アドバイスを受けられた受講生の方
添削アドバイスの中から、

【楕円とパース】 のアドバイスを ご紹介いたします。

--------
添削作品
--------


【ペンネーム】
A.Sさん

【描く力を身に付ける目的】
将来、美術教師になりたいため、美術系の大学に入学したいと思っており、そのためにデッサン力を身につけたいです。

【気を付けたこと】
コップの透明感と、立体感を出そうとして何回も描き、これ以上、どう、描いて良いのか判らないくなった時点で描いたものを提出しました。



------------
アドバイス内容
--------
----


作品を拝見いたしました

ガラスのコップという少し難易度の高いモチーフですが、
透明な質感を表すディティールをきちんと観察しながら描き進めている様子が伝わり、良いデッサンだと素直に感じます。

ガラスの曲面を追うような丁寧な鉛筆のタッチも大変好感が持てます。

確かにかたちのゆがみや全体的な暗さはあるのですが

それらは、

「かたちの見方のコツ」や、「質感表現のポイント」

毎回添削でチェックしていくことで、どんどん改善されていきますよ


それではデッサンを見てみましょう。

今回のような工業製品は少しゆがんだだけでも、そのゆがみが見えてきやすいです。

製品の中に、水平や垂直といったはっきりした基準があるからです。

ですから、デッサンで工業製品を描くときには・・・


・・・中略・・・


・・・ここから楕円を描いていきます


横幅に対して縦幅がどれくらいか、これも比率を計ってアタリを描きます。

このアタリを手掛かりにしながら滑らかな楕円を描きましょう。

モチーフの中に複数楕円がある時は、

パースの表現に注意しましょう



基本的には、

視線の高さに近い楕円ほど扁平になり、

視線の高さから遠い楕円ほど正円に近付いていきます。



今回のコップは、底面の楕円の方が視線の高さから遠いので、
上面よりも少し縦に広がった楕円にします。

以上がかたちの取り方のポイントですが、
かなり正しいかたちを捉えることが出来ていると思います

デッサンの写真が少し斜めから撮られているので、あくまで目安ですが、

 底部に対し上部の楕円の水平が出ていない

 上部の楕円の縦幅が、底面の楕円より広がっているので、逆パースに見える

 全体の高さに対し、横幅が狭すぎる


この辺りが、かたちのゆがみ、狂いとして見えてきています

また台と接している底面の楕円は、端が尖ってレモン型になってしまっていますから

後ろに回り込んでいくところを気をぬかずに、楕円の続きのラインを想像しながら描きましょう


色の濃さについては・・・(続く)・・・



・・・添削アドバイスの続きは、
ビジネスデッサン&スケッチ術を受講してご覧ください。

その他の添削の画像もご覧いただきながら、より詳しくご理解頂けます



【自宅でスラスラと描けるようになる
「観る力」 「描く力」 を身に付ける

3000人以上が受講
されている、
人気の講座は、

人物画、静物画、風景画、イラスト、マンガの添削など、
2000作品以上の添削アドバイスをご覧頂くことが出来ます

詳しくは、下記のバナーをクリックしてご覧ください