年が明け、立て続けに話題の映画を見に行きました。
たくさんの映画が公開される年末年始に、今年は忙しく、休みの日は旅行に出かけてしまっていたからです。
何を見たのかというと、
ルーパー
レ・ミゼラブル
ホビット
東京物語
どれもシネコン映画ですね。
どんな感想だったのか、覚え書き。
ルーパー
「ルーパーとテルマエロマエの消え方」
映画評論家の町山さんが絶賛していたので、かなり期待して見に行きました。
確かに、アイデア、ストーリーともに申し分なかった。おもしろい。おもしろいんだけど・・・・なんでしょうこの乗りきれない感。
ヤングジョーよ!オールドジョーを追わずに仲良く未来を変えればいいじゃないか!!!!!って常に思ってしまう。まあヤングジョーが将来のことなんか関係ないぜってキャラだからこそ、ラストが感動的なんですが。というか、過去を変えたら妻は生き返るのか!?
と、余分なことばかり考えてしまう。
ところで、僕が一番おおお!と思ったのは、「消え方」。
ラスト、過去が変わることで、とある人物が「消える」わけですが、その消え方が秀逸!
一瞬だったから定かではないが、
消しゴムで強制的に消したように、ビュッと消滅するんです。かっこいい!!
消え方といえば、昨年の邦画「テルマエロマエ」であった、「消える」シーン。
これには絶望しました。
消えて、元の世界に戻ってしまう感動的なシーン。
その消え方。・ただ徐々に薄くなるだけ・・・・
ワープでオペラ歌手に歌わせたり、くだらないことをする暇があったら、
消え方にこだわって欲しかった。
まあそういう意味でも、ルーパーはアイデアに満ち、かつアイデアに押しつぶされそうになった作品だと感じました。
レ・ミゼラブル
本当に辛かった・・・。
何が辛いかというと、およそ3時間、丸々歌いっぱなしなんです。
そんなすべてのセリフで歌わなくても・・・
こればかりは好みですね。
原作ミュージカルとかいろいろあるからわからないけど、
アンハサウェイの最期の歌の長回し(というかワンカット)とか、
主人公が改心するところの長回し。
ちょっと狙いすぎじゃないか、と思ってしまう心がすさんだ僕。
そして二人とも泣きすぎでしょ!
泣かずにぐっと我慢するのが大人だと思うんですけど・・・
感動ポイントも多い分興ざめポイントもたくさんありました。
ホビット
主人公、地味!!!
東京物語
ホビットと併せて一日で観たわけだけど、この二つの映画、同じ「映画」なのか!と映画の懐の深さに改めて驚いた。
怒涛のスペクタルでハラハラドキドキのホビット。
対する東京物語は、地味ながらも意味のあるものを一つ一つ丁寧に積み重ねて物語を作っている。
どちらも映画的感動は同じ。
そこにいたる道筋があまりにも違いすぎて、どちらもいい。
そしてどちらも1800円なのです。
今日はここまで。