かつて日本の2部リーグでプレーしていた選手が、
今やマンチェスターUでのプレーも噂されて居る。
ブンデスリーガ首位を走るドルトムントで活躍する、香川真司で有る。
イングランドかスペインか? 香川の移籍の鍵を握るのが、
代理人を務めるトーマス・クロート氏だ。
多くの日本人選手をドイツへ連れてきた同氏が、ドイツと
日本の関係等についてGoal.comの独占インタビューに答えてくれた。
香川真司は傑出した選手であり、欧州のどのリーグでも通用する
──ブンデスリーガで、韓国や中国ではなく、
日本人選手が活躍する理由は何ですか
「Jリーグが近隣の他国のリーグよりも高いグレードに有るのは確かです。
ただし、多少の幸運もありました。
高原直泰と長谷部誠、其れに最近では香川真司が熱狂を巻き起こし、
多くの日本人選手がドイツに来ることにつながりました。
日本のジュニアグレードでの指導はすさまじく素晴らしいもので、
若い選手たちはすさまじくよく鍛えられて居ます。
私からすれば、特別な問題は何も無いと思居ますね」
──元選手と言う立場から、こんなに早くたくさんの日本人がドイツで
活躍すると思っていましたか
「日本のサッカーは、ここ20年で大きな発展を遂げました。
だから私は驚きはしません」
──そもそも、どういう事情で日本との関係が深まったのですか
「最初は、ドイツから日本へと選手を連れていきました。
(市原等でプレーした)ピエール・リトバルスキの代理人として招かれたのですが、
其れが日本との 最初のコンタクトでした。
其れからミヒャエル・ルンメニゲ(浦和)、ラインハルト・シュトゥンプ(仙台)、
ネド・ゼリッチ(京都等)らを日本に連れていき ました。
こうして旅をする間に、早速日本のサッカーが素晴らしいことを理解しました。
2002年には、高原をハンブルクへ移籍させました。
日本人のブン デスリーガへの初の移籍をお手伝いしたのです」
──成功する選手が居る一方で、帰国する日本人選手も居ますが
「日本から移籍する際の過度の期待については、常に警告を発して居ます。
あらゆる日本のタレントが、このリーグにフィットする訳では無いのです。
ふらりと歩き回って、バーゲン品を買うようなバザールでは無いのです。
違う文化圏から来た選手たちと、共に時間をすごす必要が有るのです。
状況に紳士的に対処し、理解に達し、其れから人間性と成熟度、
才能が(リーグに)フィットするかどうか判断しなければ成りません。」
──日本人が他のリーグよりドイツで利点を得るポイントは何ですか
「日本人のメンタリティーは、ドイツ人の其れにすさまじく似て居ます。
だから、ドイツに居るほとんどの日本人は
すさまじく早く快適さを感じるように成ります」
──日本でもドイツでも、ファンは香川の契約延長の結論を
知りたがって居ます。どのようになりやうですか
「マヌエル・ノイアーのシャルケからBミュンヘンへの移籍は、
すさまじくうまく運びました。ただし、現在進んで居る話に
ついての情報を出すことは出来ませんし、憶測を呼ぶようなことも出来ません」
──アーセナルやチェルシー、マンチェスターUといった
プレミアのクラブの名前が噂に挙がって居ますが?
スペイン等は如何ですか
「そういった質問には、先ほどお答えしたとおりです。
言えるのは一つだけです。真司のような傑出した選手は、
どんなリーグでも通用すると言うことです」
日本から移籍する際の過度の期待については、常に警告を発して居ます。
あらゆる日本のタレントが、このリーグにフィットする訳では無いのです
──清武弘嗣や酒井宏樹、久保裕也らがドイツへ移籍する可能性が
報じられて居ますが、実際はどうなのでしょう
「その話をするには早過ぎます。はっきりして居ることは、
将来的にブンデスリーガで目にすることに成るかもしれ無い1、
2人の興味深い選手が日本に居ると言うことです」
──早速ドイツに来そうな日本人は居ますか?
ドイツでプレーする日本人で、FWが少無いのはなぜでしょうか?
「興味深いタレントが数名、私の頭のなかに有ります。
でも、名前は出しません。肉体的な創りから、日本人はアウトサイドを走ったり、
特に中盤のポジションが向いて居ると思居ます」(Goal.com)