昔からある噂 | 雨のち苺・語霜望玄TogoK街風含雨語久泉

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降り注ぐ恵みの雨の中、嬉しそうに踊る花。
 ☆---お披露目が近々できますように---☆
小説家:月衣、絵描き:語霜(カタシモ)、文人アーティスト望玄T-.-Kana、久泉、詩人:日月緋。偽者注意‼盗賊が成りすましているようなので騙されないで。baobabbabyまで紛い物が。

昔からある噂

私は小さい頃、可愛かった。

そのせいか嫉妬がひどく、殺人未遂に何度か遭った。

男に纏わる話は、本当に気持ち悪いくらいの嫉妬で殺意を興すらしい。

男運はそれほど有るわけでもなかったようで、40過ぎても未婚のままだ。それでも、奴等は私に好意を抱く男なら誰でも良いようで、私に誰も近づけないようスパイ工作に勤しむ。

「男がいる」という噂は私に常につきまとい、独り身を謳歌しているとでも思われているらしい。

そんなに男が欲しいなら、いくらでもいるはずだが、「私を気に入る男」じゃないと満足しないのだろうか?

頭が可笑しい女は、「私を気に入る男」が好きなのか、私の運命(金持ちになり易い)が羨ましいのか。

「私を気に入る男」に聞いてみたいものだ。変な女(もしくはホモ)から、「金を毎月せしめられて」いるのではないかと。

弟の安否は不明だが、弟が一人いる。私の男のふりを弟がしていたら、そいつは偽者か、金欲しさの哀れな弟だろう。

子どもがいる弟には、金が確かに必要になってくる。子どもがいない私は、子どもを産み育てる費用を捻出する必要は無く、もしかすると金持ちの部類にいるのかもしれない。

さて、それほど金が欲しいのは、何の為か。