創作の哀しみ
- (19/01/20 05:31 by 文人 日月緋望玄久泉東郷嘉奈)
創作の哀しみ
絵を描く時、私はストレスから逃れようとしている。
昔からそうだ。そのせいか、絵には悲しみが顕れ、自画像は悲しげだ。
嫌な想い出を滲ませる絵は、どうしようもなく哀しい。
文章も哀しい。誰も話す相手がいないから書いている。どんなに上手に書けても、そこには哀しみが入り込み、空しさを隠せない気持ちで一杯だ。
埋め尽くした文字は、私の空虚に蠢く呪いだ。
祝福ではない。
そこに夕日を描いていても、照らしているのは呪いの情景だ。
それが美しいなら、君らは呪いに取り込まれている。
呪いのコピーは簡単だろう。増幅させているのは君らの貪欲だ。
貪欲に呪いが付着し、ポーカーフェイスを破壊している。
愛の魔法も、すぐに解ける。
ジャンル名:コラム