過去の自分を、迎えに行く。
このページに書いていることは、10年前――40代で、ボロボロだったオレが「誰かに、こうして欲しかったこと」なんだと思う。だから今のオレは、過去のオレを助けに行く。ヒーローみたいには無理だけど、できる範囲で、手を差し出してみる。【問い】自己肯定感が低いオレでも、人生はやり直せるのか?離婚した。仕事も失った。「助けてほしい」口には出さなかったけど、心の奥では、ずっとそう叫んでたよな。追い詰められたあの状況。正直、キツかったと思う。今のオレが振り返っても、あれを一気にひっくり返すのは簡単じゃない。……というか、残念だけど。どうしようもなかった。……でもな。あの頃、オレは何を必死に守ろうとしてたんだろう?家族?仕事?もちろん、それもある。でも、もっと奥にあったはずだ。「嫌われる自分」「自分勝手な自分」「怒りっぽくて、拗ねやすい自分」そんな“見たくない自分”を、必死に隠して、必死に抑えて、守ろうとしてたんじゃないか?……薄々、気づいてたよな。だからオレは、相手に気を使い、言葉を選び、表情を読み、遮らずに話を聞き、ルールを守り、真面目に生きてきた。「改善しよう」「成長しよう」そうやって、ずっと頑張ってきた。それが人間関係に役立ったのも事実だ。でもな――気が抜けなかった。常に緊張してた。クタクタになるまで、消耗してた。……そして、こんなことを思ってなかったか?「そのままの自分を、丸ごと分かってほしい」「好きな自分も、嫌いな自分も、全部受け止めてほしい」深く繋がりたい。分かり合いたい。……でもさ。そんな都合のいい相手、どこにいる?……うん。簡単じゃないよな。じゃあ、切り替えよう。提案がある。「安心できる相手」を外に探すのを、一旦やめてみないか?代わりに、自分で自分を安心させる技術を身につける。内面のスキルだ。君はもう知ってる。我慢するスキルは、相当高い。協調性が必要な場面では、それで何度も乗り切ってきた。それはこれからも、必要な場面で使えばいい。でもな。君の内面には、もう一つ伸ばせる領域がある。それが、主体的に安心する技術だ。これが使えるようになると、相手が誰であっても、自分の心を落ち着かせることができる。感情を閉ざすわけじゃない。感じたまま、揺れながらも、戻ってこれる。自分が先に安心したら、相手の反応はどうなると思う?……心で散々悩んできた君なら、もう答えは分かってるはずだ。しかもこのスキル、一生モノだ。長期・広範囲で使える。もちろん、断ってもいい。即決なんてしなくていい。静かに考えてから、決めてくれ。君の選択を、オレは尊重する。……さて。君が苦しんでから、10年経った。今のオレを、少しだけ紹介する。結論から言う。無駄なことは、何一つなかった。ありがとう。考え方、捉え方、解釈、方法――呼び名は色々あるけど、それらを「内面スキル」として7年間、練習し続けた。主体的に安心する技術も、繰り返し、繰り返し使った。今ではそれを応用して、別の分野にも使ってる。今、意識してることは3つ。① 知ってるか? 使ってるか?知識は使ってこそ意味がある。使い続ける状態を目指す。使いにくければ、カスタマイズする。どうしたら使いやすい?創造的になれ。② 長期目線で、望む状態を見る自分を責めるな。失敗は素材にしろ。人を責めるな。行動を変えろ。望む状態を具体化すると、方法は見つかりやすくなる。③ 課題は「一つ」に絞る睡眠不足とイライラは、思考力を確実に奪う。環境を整えろ。自分にできることに集中しろ。どれも、どこかで聞いたことがある内容だろう。特別じゃない。ネットを探せば、誰でも手に入る情報だ。違いが出るのは、試行錯誤の量だ。小さく試す。徹底的に試す。むしろ、意図的に小さくする。行動が止まったら、ハードルを下げる。完璧さより、「再開しやすさ」を優先しろ。止まってもいい。また戻ってくればいい。この繰り返しが、行動量を増やし、内側から自分を変えていく。内面スキルは、一度定着すると、簡単には揺るがない。自己肯定感?自己効力感?どうなると思う?行動そのものが、ご褒美になっていく。全てが思い通りになるわけじゃない。寄り道だらけの人生だ。でも今、自分に対する納得感がある。それは、君が選び続けた道のおかげだ。無駄なことは、本当に何一つなかった。ありがとう。最後に一つだけ。夢を叶えるまでの過程こそが、楽しい。どんな環境でも楽しめる人は、どこでも楽しめる。それが、最強だ。【問い】自己肯定感が低いオレでも、人生はやり直せるのか?【答え】生きづらかった人生を、楽しみながらの人生に変えることは、可能だと思う。