秋
花は 秋の桜 秋桜
星は Aster 紫苑の花
(monologue)
秋桜の頃
ふたりのポラリスにしようと
あなたは 星に名前をつけた
Aster
いつも 同じ方を見て 歩いた道
肩を並べて歩きたかったけれど いつも私が少し遅れて
あなたが 手を引いてくれた
こころを重ねて ひとつになったり
ひとつを分け合う ふたりでいたり
ずっと
空にも 胸にも あの星がいたね
目に見えないもの
目に見えなくても
あると強く感じられるときもあれば
目に見えないと
ないように感じるときもあるよ
昼間は 目に見えない星を
心の目で見るように
真実を見つめていたいのだけど
なぜ それは 難しいんだろう
ねぇ
Aster
ううん
何でもないよ
おやすみ