「野ネズミの子C」で書いた学芸会は1960年代のことだ。
ここで書くのは、当時「タイツ」が衣装としてどのように
使われていたのか(映画やテレビのドラマなどを含めて)、
当時の「学芸会」ではどこまでが許容されていたのかです。
まず、50年代~70年代までのSF映画などを振り返って
みると、タイツは近未来的衣装には必ずといってよいほど
登場する。時代が遡れば遡るほどタイツの衣装は多くなる。
しかもその年代後半には、女性のミニ・スカートの流行が
あって、一般ファッションにおいてもカラータイツなどが
多く用いられているという香しい状況なども現出していた。
私はレトロ・SFのファンで、当時のテレビドラマなどの
DVDなどを買い集めていたりするが、その感興の何割か
タイツ衣装を愛でる心があるということを隠しません(草;;
その手の映画の最高傑作と思うのが、ジェーンフォンダが
主演した「バーバレラ」だ。これは面白いだけではなくて、
ジェーンフォンダの若く健康的なお色気が発散されている。
しかも全体的デザインセンスが抜群で、もちろんタイツも
ふんだんに用いられているので、大好きな映画であります。
アメリカン・コミックのヒーロー「バッドマン」は現在も
新しいコンテンツが作られている人気キャラだが、当初の
オリジナルシリーズでは、主役バッドマンもロビン少年も
衣装はタイツだ。ロビン少年(Boy wonderと呼ばれる)は
しかも肌色タイツを着用している。今では、考えられない。
コミックの世界でも、巨匠手塚治虫先生の「リボンの騎士」
などでも、主人公のオーロラ姫は白いタイツ姿で描かれる。
そもそも少女コミックだから、少女の皆さんは反応せずに
スルーしていたろうけれど、タイツフェチに目覚めた後の
私などは、この衣装いいなぁなどと密かに思っていたのだ。
時代的には、タイツの衣装というものがあまり抵抗感なく
受け入れられていたものだったことをまず書いておきたい。
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