今の時代、フーター(足付き)タイツは女性だけのものだ。

バレエやダンスなどの衣装やレッスンに用いられる物の他、

防寒用男性タイツは、ほとんどがスパッツ型(足なし)で、

おそらく少年用タイツという分類自体も存在してはおらず、

せいぜい男女児兼用(前閉じ)が売られている程度だ。

 

それに小学生では、スカートを穿いた女子でもスパッツに

ソックスの子が多いし、男子では昔丈の半ズボンは廃れて

長ズボンかハーフパンツなので、タイツの出番はもうない。

元タイツ少年の私としては、この状況を寂しく思っている。

 

 

シアーズという大手通信販売会社があり、そのカタログは

衣類、家庭用品、趣味用品だけではなくて、銃などもあり、

ある意味で「文化」の集大成のようなものだ。その会社も

アマゾンなどに圧迫されたためか、もうなくなっているが、

ネットでそのカタログを見ることができる。それを見ると

驚くことが幾つもあって、日米戦争が起こっている時代も

アメリカは少しも日常生活を損なうことなく販売が行われ

シアーズカタログも着色した(写真ではなく)色ページが

あったりして、こういう国と戦争するのは無謀だと思った。

 

話が脱線したが、そのシアーズで「タイツ」の登場はいつ

なのだろうかと年代を追って調べてみた。1957年までは、

hose」(長靴下)しかない。1958年にタイツ形状の物が

leotard pants」の名称で登場する。そして「tights」は

1959年から画像掲載されて販売されるようになっていた。

それから推測すると、日本にタイツが出回るのはそれから

後の1960年代に入ってからということになるのだろう。

そして、十年以内に、長靴下とタイツのシェアは逆転する。

 

まあ、これらもどうでもよい話だがささやかな研究という

ことで、書いておくことにします。そして今の私の思いは、

スターウォーズの有名なセリフになぞらえて言ってみると、

  May the tights be with you!

    (タイツと共にあらんことを)

    

       👆 《すみません。スターウォーズファンなもので》


 

 

 

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