千原せいじさんおめでとうございます | 【神navi】かむなび宮司

【神navi】かむなび宮司

神navi…神社神道と古式神道を継承する宮司
一般の神社さまでもカバーできないお仕事もしています
密教の阿闍梨(僧侶)でもある
(※神navi®とは神道用語の「神奈備」(かむなび:磐座やご神域、聖地)と「navigation」を合わせて宮司が創始した特別なプロデュース名)

いやさか彌榮

かむなび宮司です


今日は仏教ネタですので、かむなび阿闍梨です


ご存知ない方もおられるやも知れませんが

かむなび宮司は宮司が本職ですが僧侶資格も

ございまして古義の真言密教阿闍梨でもあります


先日お笑い芸人の千原せいじさんが

天台宗で得度をされ沙門になられたようですね

僧名は靖賢さんとお師僧様から授かられましたが


もう貫禄たっぷり、すでに立派な僧侶みたい笑

ただこれから四度加行と云う修行に入り一度も

逃げ出すことなく終えないといけない道のりが…

この修行をクリアしないと正式な僧侶になれません


私の宗派では100日ですが確か天台宗は2ヶ月

せいじさんの怪談の動画ばかり拝見してますが

修行クリアされて魔物退治その内してはりそう…



先程私は真言密教、すなわち真言宗のお坊さん

と申しましたが、勿論神主歴が長いのですが

実は京都市内の神主さんでもありましたから

ここ20年来、ご縁深いのは天台宗の方でした


ですからあの頃は僧侶になることなど1ミリも

頭になかったですが仮になるなら天台宗かな…

と思っていたほどでございます


人生初めての護摩は京都修学院、赤山禅院様で

千日回峰大行満大阿闍梨の上原行照様お導師で

お仕事の合間に知り合いのたまたま地方より

お越しの僧侶様をお連れし神主の羽織袴姿のまま

お護摩に参列させて頂きご挨拶させて頂いたことも




どうやらそれも私は天台宗で歴代トップクラスの

驚異的な能力があった慈恵大師又は元三大師とも

鬼にも変身されたことから角大師とも呼ばれており

通称、良源さんとのご縁がかなり深いみたいでして


もちろん、当家の玄関にも魔除けでおられますし

京都市内ならだいたいのお玄関にはおられるかと

前から私にとればお大師様=元三大師なほど


良源さんはお座主様でしたから天台宗全体を

まとめるトップのお方でもありました

時代は平安時代の方です



さてさて、懐かしい私の得度式の写真です



一緒に得度した私以外のお2人は

般若心経を暗誦してらっしゃいますが

私は神道はよく分かっても仏教の知識ゼロで

仏教の道に飛び込んだので経本なしに読めません

(今は修行で覚えましたのですんなり暗誦できます)



得度式の時期はちょうど花祭りでした



そしてなんと次の日から四度加行スタート

得度して次の日から僧侶になるために修行に

入るってなかなかないパターンだと思います


ただ私の場合宮司ですから年中祭典もありますし

得度が4月ですが同年11月には伝法灌頂を受け

正式な僧侶、すなわち阿闍梨になっていましたね

今考えるとスーパーミラクル阿闍梨最短コースです






同時期に修行されている他のお弟子さんとも

仲良く楽しい修行生活の100日でした


思えば高野山開創1200年の大切な行事に

お呼びくださり、秋篠宮殿下にもお会いして



この時は仏教は他宗教として交流させて頂き

高野山の山内寺院の先生方とも歓談しました





やはりお大師様、弘法大師様のご縁が

深かったのやもしれませんし、もしくは

元三大師様と同じぐらいご縁があったやも


11月1日の伝法灌頂が終わり正式に私は僧侶

すなわち阿闍梨となり、報告を兼ねて当時

天台宗のお寺様によく私を連れて行ってくれた

私と天台宗のご縁をくださった方に10数年ぶりに

お電話しますと繋がりまして


お話の流れで11月3日がご縁日なので

元三大師の護摩へ参列しませんか?となり

僧侶になった直後またご縁が濃くなり始めます



そして当日、初めて行く京都のお寺でした

こちらは旧皇族の東伏見様が御住職の

元三大師がご本尊のヒミツのお寺様です

あんまり誰にもこちらは紹介していません


このお寺でのお大師様は元三大師のことで

私は真言宗の修行を終えましたから頭の中が

お大師様=弘法大師になっていましたが

再びお大師様=元三大師に戻りました笑



この流れでお寺を後にし高野山真言宗の神護寺

こちらは唐から帰国された弘法大師が入られた

ご縁深いお寺様で谷内弘照貫主様にご挨拶






神護寺は高雄の山奥でとても紅葉が綺麗でした

そしてその流れで次は天台宗、赤山禅院様へ

ここではいつもいらっしゃる植野圓俊様にご挨拶





そして別の日には元三大師がご本尊の

天台宗系総本山の廬山寺にてお護摩参列と

次期管長猊下になられます町田亨宣様とご歓談




そうでした、元三大師は母君が古代氏族の

物部氏の出の方なのですがこれは弘法大師も同じ

母方は物部氏の出なのです

だからこそ私のご縁はこのお2人のお大師様が

より深いのやもしれません





そして今現在、たまにお邪魔させて頂く

兵庫県での仏教勉強会は天台宗のお寺様






主催は天台宗僧侶の山田圓尚先生で

ご縁はもう10数年ございまして

圓尚先生のお父様は岩手、平泉の中尊寺元貫首様

ご自坊は東京の目黄不動で有名なお寺様です




仏教勉強会のあとは護摩法要もごさいまして

90歳を越えられてもなおお元氣な御住職がお導師



そしてこちらのお寺様のご本尊の千手観音は

元々、先程お話した京都の神護寺に祀られていた

という伝がこちらのお寺様に残っております



元は私と同じ真言宗の、それも弘法大師と

ご縁が深い神護寺にお祀りされていと云うことで

こちらでは私が理趣経をあげさせて頂きました



兵庫の田舎の方でかなり眺めが良いところです



そして山田圓尚先生はネイティブアメリカン

元代表の今は亡きデニス・バンクス師と共に

日本でドラムサークルやスウェットロッジをされ

数々のご活躍をなさっておられます


私は僧侶になる前の神主の頃からこちらの活動で

山田圓尚師と繋がりデニス師にもお会いしました

ネイティブアメリカンの伝統儀式と神道儀式の

祈り合わせコラボでよく参加させて頂きました



ここまでつらつら長く書きましたが

それにしましても千原せいじさん、怪談や

YouTubeで親交あられた日蓮宗の三木大雲さんの

お弟子さんではなく天台宗になられたのですね


これは昨年6月ごろのお写真で三木さんのお隣は

YouTubeの説法で有名な須磨寺の小池陽人さん

お2人の講演会を拝見させて頂いた折のときです



三木和尚のお寺、以前はこんな感じでしたけど



今では改築などされて綺麗なお寺様です







どうやら宝くじお当てになられたようで

近代的な仕様に変わりました


私は得度をおすすめしたいところですが…

本職として皆様には神主が使う確かなお作法や

神道を学べる私の講座にお招きしたいです

鑑定などもございますのでぜひ一度日本古来の

神道、特に私の場合は古式神道も含みますので

一生に一度は実際に触れてみてくださいませ


では、本日はここまで


彌榮


自身の氏神さまを知りたい方は是非鑑定のご依頼を