神札・御守はタブレットやスマホと同じ | 【神navi】かむなび宮司

【神navi】かむなび宮司

神navi…神社神道と古式神道を継承する宮司
一般の神社さまでもカバーできないお仕事もしています
密教の阿闍梨(僧侶)でもある
(※神navi®とは神道用語の「神奈備」(かむなび:磐座やご神域、聖地)と「navigation」を合わせて宮司が創始した特別なプロデュース名)

本日も彌榮、いやさか

ご覧くださりありがとうございます


神事や御祈祷のあとご挨拶を兼ねたお話以外に

神道講話を講師としてする機会も多ございます


神道は教祖(創始者)とその人物が説いた教えが

そもそもなく教えを広める布教や勧誘致しません


ですから私がお話させて頂く場合も講和になり

内容も奇跡の体験や教祖の説いたありがたそうな

怪しいお話は一切ございません


縄文弥生から現代まで1万年以上続く神道…

神道の歴史=日本人の歴史や知恵、考えを素直に

お話していくことが神道講和やご挨拶になります


そこから考えると仏教は2千5百年前にスタート

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの宗教

どれを比べても神道はある意味、大先輩ですね

キリスト教派でも群を抜く古株、カトリックでも


免罪符(贖宥状)と云う御札を16世紀に頒布して

ゴタゴタ大もめ、新教派の分派も引き起こしました


まぁそれはよいとして、お話を戻しますが

講話やお話ではより分かりやすくご説明する

努力と言いましょうか、砕けた解説もいたします


神道、神社と皆様を繋ぐ根本的なもの

そもそも神札(おふだ)や御守とは?について

かむなび宮司発案の説明方法でお話いたします


先述したキリスト教にはどうやら御札は…

不向きだったみたいでこれ以上でも以下でもない

一方、アジアは御札多いように思いますが

お家でミニ神社を設けて神さまを拝むスタイルは…

恐らく神道だけのようにも思います


拝礼も拍手があったりお家でミニ神社(神棚)など

フラットに世界の宗教を見渡しても神道だけは

こうして見ると珍しい事を何千年もやっている

個性の塊のような事を日本人は脈絡と続けています



因みにこちら当社の神札になります

かむなび宮司の手作り奉製です

ご祭神は天御中主神で、私たちの神話の一番最初

原初に登場なさる尊い大神さまになります


神札、御守も専門業者さんに発注するところが

大半ではないでしょうか


この神札、御神体と間違われる方多くおられます

神棚のお社にお納めしますから形は似ていますね


御守も中身は小さな神札です

その他、御幣とか色々多種皆様に授与する授与品

ひとまずすべてを御神前に並べます


それからバサバサとお祓い(修祓)をしまして

神符守札遷霊祭(しんぷもりふだせんれいさい)を

執り行います


簡単にご説明いたしますと

並べられた神札や御守に神さまの御魂(のご分身)

移(遷)ってくださいませ〜!と云う御祈祷です



当社の場合は御祈祷と同時に神札の授与も

ご希望になる願主様が多いので御祈祷時に

先程書きました長い名前の御祈祷もいたします


お渡しする時はパン屋さんのように

はい、出来たてほやほやの神札をどうぞ、と


神さまの御魂のご分身移ってくださいませ〜!

とありますが厳密には分身も御魂も移すと云うより

神さまと皆様を繋ぐ通信機能を神札、御守に入れ

そのお印としてこれらをお認めください〜!と

お願いをする御祈祷になります


ただし、一年間のみ有効で…の条件付きで

お認めを頂いてようやく人様の手に渡ることが

可能になると云う流れです


プロバイダからSIMカードをこの時受け取り

無事にタブレットとスマホが通信出来る環境に


神社はプロバイダ直属の代理店、販売店ですから

皆様から御初穂料(通信基本料金)を納めて頂き

一年契約にて皆様に神札、御守、他授与品を

ようやくお授けすることが出来ます


言わばこちらと相手を繋ぐことが可能な媒体が

神札と御守ですから決して御神体ではないこと

がお分かりになるかと思います


神棚に向かい拝んでいる時が通信状態です

御守をお財布や鞄に入れて持ち歩いてる時も同じ

ただスマホのように誰とでも繋がれるわけではなく

お授け頂いた神社の神さま限定ではございますが


御初穂料(基本料金)も先払いの一年限定ですが

2千円、3千円、5千円ところ多いですが

一年12ヶ月で割っても安い方だと思います

仮に立派な神札(木札)で1万円でもまだ安い方かと


しかし現実では決して間違えないでくださいね

神社の神札、御守その他全ては「授与品」です

買い物に来ているわけではなく参拝者が願い出て

授与される側ですから、買うと云う表現の心持ち

でお受けになることは宜しいとは言えません



当社の御祈祷ではこの出来たてほやほやの

神札になったあと、最後に玉串拝礼をします

当然神さまに向けてもそうですが、真新しい

神札に向けても拝礼なさる形となります


もう一つできるだけお願いしていることがあります



神棚で拝む際は電気より本物のおあかりで

蝋燭を使ってください、とお願いしています

通信のときスイッチのオンが蝋燭点灯になります


あとお供えものですが御神酒とお水の蓋は必ず

神さまどうぞ、とお開けして拝んでくださいね

お供えしたものは神札の力で向こうの神さまに

きちんと届けられますのでこちらもご安心を


授与品以外にお下がり(撤下神饌)も頂く場合も

ございますが、こちらには神さまの御魂を移す

と云うような御祈祷はしておりません


御祈祷のときにお供えをすることによって

神さまの御神氣が入りますそれを食すこと

に依って神さまと共に食事をした神人共食

と言うことになります


この行為を直会(なおらい)と云い、まさしく

神さまと直接会ってご飯を共にしている姿です



当社のお下がりは紅白、おめでたい特注の和三盆

この他に、木・火・土・金・水の5色の古代米

(緑米・赤米・玄米・白米・黒米)

するめやお昆布さんなどの乾物もございます



かむなび宮司が必ず春と夏はお参りする

甲子園素盞鳴神社さまのお下がりです


なぜ春と夏かと云いますと、それは…

センバツと全国大会があるからです

実はプロではなくそっちのファンでした


一昨年前母校が出た時は甲子園素盞鳴神社さま

そりゃもう一生懸命毎度お参りさせて頂きました

因みにかむなび宮司の高校は母体が神道系です


ではでは本日もありがとうございました

また次のブログでお会いしましょう


彌榮