商売繁昌のえべっさんの特注神棚 | 【神navi】かむなび宮司

【神navi】かむなび宮司

神navi…神社神道と古式神道を継承する宮司
一般の神社さまでもカバーできないお仕事もしています
密教の阿闍梨(僧侶)でもある
(※神navi®とは神道用語の「神奈備」(かむなび:磐座やご神域、聖地)と「navigation」を合わせて宮司が創始した特別なプロデュース名)

彌榮〜いやさか〜


今日は私、10数年来の取り組み

神道教化(教化:広める)で行なってきました

神naviのプロデュースの重要な柱のひとつ


出張も含め全国規模で行なっている
神棚プロデュースのお仕事から
珍しいご依頼をご紹介します

今回は大阪市内の女性社長様のお宅
正確には住んでいるご自宅とは別に
仕事場の近いところにマンションを所有
そちらで執り行った神棚奉斎の祭典から
場所は新大阪駅あたりのマンションでした


関西では初詣が終わっても神社は忙しく

特にえびすの神さまをお祀りする神社に限り

十日戎(とおかえびす)が約3日間あります



一年の商売繁昌を祈り個人も企業も関係なく

昨年授かった笹、熊手、宝船などの縁起物を

返し、また新たなものを授かりにお参りします


特に繁昌のおかげがあった人は昨年より

グレードアップした高めのものを授かり

より多くの御神徳を願います



初詣なみの人の多さには圧巻です

えびすの神さまのお祀りのない神社は

十日戎のお祭りはありません



商売繁昌で笹もってこいが掛け声で

関西訛りでえべっさんの愛称があります



七福神の一柱で漢字の表記も多くあり

蛭子系と事代主系に別れております



地元の神社でお参りしているえべっさん

毎年活気があって福娘の皆さんも大忙し

それほど昔から関西では馴染み深く

若い人も大勢参拝して信仰のあつい

年中行事であり愛される神さまなのです



えべっさん、縁起物の授与品は多いです

熊手や笹、福箕、宝船、招福俵などなど…

ですがあまり神札でお祀りすることはなく

そもそも授与所に恵美須神社の神札がない

と云う場合が多いと思いますが


神棚プロデュースえべっさん回では

本当にえべっさんを祀る運びとなりました



神棚は一般的な呼び方で

棚とお社、お供物の土器など全体を

指して神棚と呼ぶ場合が多いですが


神主はお社の部分を宮型と言います

この宮型ですがプロデュースにおいては

かなり重要でしてモダンな宮型を選ばれ

インテリア重視でスタイリッシュを好む方


伝統的な白木の宮型を好む方など

あと事前に訪問出来ればよいのですが

基本的には一発勝負になりますので


事前の打ち合わせで祀る場所を決め

寸法を測って頂いてそれを元に吟味発注

毎日の拝礼、お供え物のしやすさなど

色々考慮した上で願主様の神棚が決まります


今回は神札ではなくえべっさんの御神像に決め

宮型の内陣(扉の奥の神札を祀るスペース)寸法

などを考慮してきちんと収まるものを選び



いざ、ご依頼の予定日時に大阪市内へ伺い

お供え物や玉串などを準備して祭典開始



かむなび宮司の神naviでは

神棚プロデュースは神棚の発注と仕入れ

それからご依頼日に神棚奉斎の祭典の斎行

当社の神札もこの時にお待ちしてお祀りし

氏神神社、崇敬神社の神札もお調べして

事前にご用意頂いてお祀りいたします



祭典後は日々の祀り方やお作法

特に祝詞奏上の仕方や拝礼作法など

詳しく分かりやすくレクチャーをし

フルコースでプロデュースさせて頂き



各部屋の浄祓式も同時にいたします

バサバサと各お部屋のお祓いになります

通常、浄祓式は別のご依頼としてお受けします

例えば新居の入居前浄祓式や神棚を祀る前の

宮型本体をお祓いする神棚浄祓式など…



無事に恙なく祭典も終わりまして

しっかりとえべっさん、美しい笑顔で

お祀りされて嬉しそうなお姿になりました



各お部屋の浄祓式が終わりますと

必ず家相も観て御指南申し上げます


あとお焚き上げに回した方がよい物など

鑑定をするところまでが神棚プロデュースです


かなり充実のフルコースになります


因みに神棚プロデュースで1番多いのは

新たに神棚をしつらえる方のご依頼ではなく

元々あった神棚から新しい物にしたい

その際正式に神主さんに最初は拝んで欲しい


と云う経緯でご依頼される方が多いです

ですから古い神棚のお祓いと引き取りも

同時にプロデュースの範囲内でいたします


運が良い人ってちょうど佳いタイミングで

古い神棚から新たな神棚に変えようと思う

時期と私と出会うタイミングが重なって

神棚プロデュースへの運びが実現しちゃいます


えべっさんはおじいちゃんですから

参拝の作法が少し通常とは違います

今回はそちらもレクチャーいたしました


仏教→神道へ改宗された方のご先祖様

祖霊舎と神棚の同時プロデュースも過去に

ございましたのでいつの日かそちらもまた

ここでご紹介出来ればと思います


ではでは本日はここまで

読者さまの彌榮をお祈りしております


かむなび宮司 拝