【神navi】かむなび宮司

【神navi】かむなび宮司

神navi…神社神道と古式神道を継承する宮司
一般の神社さまでもカバーできないお仕事もしています
密教の阿闍梨(僧侶)でもある
(※神navi®とは神道用語の「神奈備」(かむなび:磐座やご神域、聖地)と「navigation」を合わせて宮司が創始した特別なプロデュース名)

彌榮、いやさか

かむなび宮司です


よく古神道では火(か)と水(み)で"カミ"と

されることが多いですが、これは古神道ならではの

ごく近代的な歴史的にも浅い発想です


なぜなら古神道は決して古くなく近代、近世の

時代に端を発しており決して古代からのものでは

ないからです


元々、古代には火をカとは読みません

これは大陸からの外来語読みで現在は音読みとなり

どれだけ古く遡れたとしてもこの読みは弥生時代


弥生時代は100歩譲っていますから

本来はもっと後の時代に入った読みとなり

それが音読みとなります


その証拠にお経は全て音読み、外来語ですが

祝詞は音読みをしない大和言葉を使います

祝詞の送り仮名は当て字で漢字を使う程度で

音読みはしますが…その漢字に意味は持ちません


ただ、火と水は古代から密接にヒトと関わる

重要な自然の事象でありこれを蔑ろには出来ません

火を起こせるようになったヒト集団が文明へ発展した…

とかよく世界史で習いますよね


この古神道で大切に云われる火と水でカミですが

古代からある古式神道にはどうあるのでしょうか…

ちょっと見識が違うと言える部分が多いのです


こちらは(真言宗僧侶でもある)かむなび宮司のお護摩


この護摩の発祥はインドのバラモン教やヒンズーの

ホーマーが元となって仏教の密教に取り入れられた

と言われますよね


もちろんバラモン教もユダヤ教もメソポタミアさえ

興らないもっと古い縄文でも火を焚いての祭祀は

ありました、そして…こちらは


洒水(しゃすい)加持と言ってお水になります


古代インドでは偉いお方を迎える前にお水を撒く

それからお清めで加持をしたお水を散らす、それから

インドでは裸足ですから偉い方や僧侶をお迎えする時に

閼伽水と云われるお水で玄関で足を水で流す…など


火と水の文化や文明は拝火教なども含めると

かなり長いお付き合いの中で儀式化もします

これは人の真っ当な変遷であり欠かせない事で

古神道でも火水でカミ、神となることも先ず当然です


ここまでは古神道の人もそうでない方も普通に

お分かりになると思います

では古式神道、縄文やそれに当たる古代人の祭祀や

見え方や認識は正しく如何か、と云うところですよね


実際縄文時代の撥音や読みは全く忠実に再現は

出来ませんが古式神道に残る撥音では火はポィ、ピ

水はミトゥ、ミと発するようになっています


これを合わせるとポィミトゥとなりカミやカムイには

ならないことがお分かりになるかと思います


ただ古神道と同じほど古式神道でも重要な"火と水"


この見識や文化の違いは火と水と言うモノで見るか

火や水と云う自然現象で観るかの違いが一番大きく

それは今現代にあっても普段からある現象そのものです

古式神道の火は自然現象で見たとき"燃ゆ"となり

水は"流る"となります


古式神道は現象、すなわち動きそのもので観ます


この"燃ゆ"は"むゆ"と云い、結ゆの言靈へ

"流る"は"なくる"と云い、無るの言靈へ


火で調理した色々な具材は一つとなり結ばれて

食べ終わると水で綺麗に洗い流します


嫌だったことや過去は水に流そう

キャンプファイヤーの火を囲み手を繋いで1つになろう


火や水の名詞で『カミ』ではなく現象、起きることなど

動詞で火と水を読むのが古式神道の特徴であり

古代人がそれを神事、祭祀に組み込んだ顕れです


ですから現代の神社では塩湯(えんとう)と云い

お湯に塩を少し混ぜた容器に榊の枝を入れて

塩湯を散らしてお清めをいたしますが


古式神道では麗水と云いご神水に榊の枝を入れて

お水を撒く儀式をいたします


お清めですから不浄なものやいらないものは除ける

作用があり、水の働き"流る"転じて"無る"とします

因みにこの写真、私のブログの今のカバー写真です

カラーの元の写真にするとこちらになります

同じく火は古式神道では燃(む)ゆ、"結ゆ"ですから

結すび(火)として御神坐(祭壇)のお灯りで使われます


そして神さまの分靈(わけみたま)を授かる私たち

ひとり一人もまた見えない火(靈)でタマシヒとして

結ばれています

古式神道に依る忌火

ですが、これで終わらないのが古式神道です


前述で火は燃ゆですから"結ゆ"

水は流ふですから"無る"

と説明しましたが


水には結ぶ作用も、火には燃えて無くす作用もあり

瑞祥とか瑞雲など水(瑞)には神から人が

恩恵や神徳を受け授かる産靈(むすひ)の関わりもあり

御厳(御稜厳)みいづとか厳格なとか、人がものすごい

存在を知ったとき一歩引くような一線を画すような


水(瑞)にも結びの意味があり、火(厳)には一線を引く

ような意味もあり陰と陽どちらも混ざり調和して

認識をするのが古式神道と云えると思います


これらは神さま側からの現象で人が認識するものです

現象は裏返しですが、認識する立場が異なることに

お気づきになられたら幸いです


火も燃え去る結びと逆の消すチカラもあれば

水には他のものと混ぜれば結ばれるチカラも

両方あって、陰陽ありますよね


だから火と水でカミだけでは語れないのです

ここまで古式神道に就いてお話いたしました

古神道とでは認識は大きく違うことも分かりました


古式神道を継ぐ当社では香を焚くこともいたします


やがて火を護摩のように焚いて神迎えする神事も

復活出来れば佳いのですけどもね


火で神を迎える儀式は私が過去にお参りさせて頂いた

古くからある縄文時代や弥生時代からの神社さまで

磐座などが残っている神域では複数確認しています


原型からは変わりましたが出雲大社さまや

伊豆の白浜神社さまなど火で神迎えをする神事は

現代でも参観することが出来ます


銅鐸祭祀に関しましては私の神社に残る古文書などから

復興させることが出来ましたがいずれは火の神事も、と

思いおります


私、毛頭古神道を否定する立場ではないですが

古式神道と云うもっと古くから伝承される本来の

純神道、仏教と混ざらない時代の神道は今も生きている

と云うことをお伝えしたくて記しております


この大和国、日本が又神の国に還ることが出来ますよう

彌榮と調和の言靈を広しめ知らしめ参ります


神直靈大直靈彌榮、いやさか


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