【神navi】かむなび宮司

【神navi】かむなび宮司

神navi…神社神道と古式神道を継承する宮司
一般の神社さまでもカバーできないお仕事もしています
密教の阿闍梨(僧侶)でもある
(※神navi®とは神道用語の「神奈備」(かむなび:磐座やご神域、聖地)と「navigation」を合わせて宮司が創始した特別なプロデュース名)

かむなび宮司です

彌榮、いやさか


今年も7月1日から京都は祇園祭が始まりました

夏祭りもこれから各地で催されることでしょう

かむなび宮司は祇園祭の玄関飾りであり御守り

「ちまき」(粽)を今年も新たなものに替えました


毎年うちは長刀鉾の粽を授与して頂いております

他にも色々な鉾や山(御神輿のようなもの)の粽が

ありますが長刀鉾は毎年ダントツの人氣ですし

数に限りがあるのでもうすぐになくなります



夏休みもあいまってお友達と一緒に

花火や露店、浴衣を着てお祭りを楽しむ

そんな季節になってまいりましたね


全然それらを楽しんでくださるのは

夏の風物詩として欠かせませんから

大丈夫なのですが


せっかく、かむなび宮司の彌榮なる読者様なら

本当の意味をもってお祭りに出て頂きたいです


お祭りは本来神社では祭典が執り行われますから

「お祭り」と云います

そこに季節がくっついて夏なら夏祭り

秋なら秋祭り、その他春祭りなどございますね


地域の町や市が主催する神社とは関係ない

露店や雰囲氣がお祭りの催し物がありますが

あれは厳密にはお祭りではなく単にイベントです


あのお祭りの雰囲氣、特に夕方から夜にかけて

少し頭の中でお祭りを想像して頂きたいのですが

中には日中から始まるものもありますが


あれは人が集まるわいわいイベントでしょうか


かむなび宮司も小さい頃からあの感じが好きで

どこか日常と違うしお友達とも会って集まれるし

あぁ〜夏だなぁ〜と思いっきり楽しんでおりました


全然子供でも大人でもそのお心は大切にして

この季節のお祭りを存分に楽しまれてください

かむなび宮司も夏の楽しいひととき大好きです


ただそんなお祭りの1番重要なところは

すなわちそのお祭りを開催している神社では

皆さんが集まって花火や露店、浴衣で楽しむなか

しっかりと儀式、神事が執り行われています


それも神事の規模や重要度で云うと最上位の

大祭式と云う形で執り行われています

大祭式の他に小祭式(月次祭など)や中祭式など

神社の祭典には種類ごとに重要度が決まっています


ただ同じ夏祭りでもその神社によって目的や起源

願いは違いますから祇園祭のように疫病封じの

目的と起源があって今も続いていたり

他の神社の場合は秋の五穀豊穣を祈るためや

氏子地域に住む氏子らの幸を願うため


特集な場合はその地域に神が降り立ち祀られ

神社としてスタートした記念日が祭りの日だったり


うちの地域の夏祭りの目的や起源、願意は何か…

と一度調べてみても良いやもしれません


大阪の濃い地域、大阪市内やその周りは

御神輿(だんじり)の上で龍踊りをするそうです

龍のようにクネクネ踊る雨乞いの儀式だそうです


かむなび宮司はだいぶ大阪でも京都寄りで

どちらかと云うと祇園祭圏内なのです

本当最近まで龍踊りは知りませんでした


他にも兵庫寄りの大阪北部は御神輿ではなく

太鼓と言いまして御神輿に太鼓が乗っています

朝に神社を出て練り歩く間、途中の休憩の間

還御(御神輿が神社に帰る)まで太鼓を叩くのを

止めてはいけないと云う古来の決まりがあって


そのお祭りは4年に一度でたまたま私は助勤(手伝い)

で太鼓の先導をして辻々でお祓いをしながら

かなりの距離を歩きましたが助勤をするまで

大阪北部の全く知らなかったお祭り文化でした


御神輿が出たりするほど大きな重要な祭典…

大祭式は1日で終わる神事ではないことが殆ど


祇園祭では宵山と云いますが宵宮とか前夜祭など

その神社によって呼び方は変わりますし

1日のみで祭典が終わる神社も勿論あります


祇園祭にいたっては宵山はまだ途中です

祭り自体スタートは7月1日からになります

何度もその間儀式もあり御神輿も街に出ます

最後は7月末の大祓式で幕を閉じます


宵と云う字がよく出てきますが宵とは夜のこと

夜に神さまにお出まし頂く特別な神事をします

ですから単に前夜祭などと呼ばれたりもします


そして翌日に本祭典や本宮と呼ばれる祭典を

厳格に宮司さま以下神主が執り行うのです


よく神社は夜の参拝はよくない、とスピ系や

ちょっしたミーハーの方が言われますが

神さまのお出ましは宵が基本なのがわかります

古式、古代の神道も重要な神事は夜からです

ですから、かむなび宮司は夜の参拝悪いのか?

と聞かれるとむしろ夜は賛成派なのです


宵の定義ですが古代日本人からすれば

夕方と言われる時間からもう夜は始まっています

陽が暮れて暗くなりだす頃、おおまがときは

神事の最終準備をして心を整えて備え、そして…

宵の祭典は夜8時からスタートすることが多いです


これは20年に一度、伊勢の神宮の式年遷宮でも

神さまが新たな御正殿へ移動されるお時間が

まさに夜8時から始まるからなのです


確かに夜はちょっと怖い雰囲氣はありますが

その恐れは古代から山や海などの偉大さ

神が住まう地の畏敬や畏怖でもあるのです

昼間のキラキラした清々しい部分だけ知っても

何も神さまの奥底は知り得ることは出来ませんよ


夏祭りは夏の風物詩として浴衣でお友達と雰囲氣

露店、あのわいわいとしたものを味わうのも佳い

ただ一つ、この日にはいつもより真心ある参拝を…


因みにかむなび宮司と祇園祭に行く方はもれなく

どこをどの順番で参拝するのかも教えながら

お祭りの見どころも話しながら一緒に参ります


さてさて今年はかむなび宮司は粽にカスタマイズを

昔七夕で願いを書いていた神の宿る木とされる

梶の葉を新しい粽に巻いて作ってみました

なぜか宮司のところには梶も裏白も生えてまして

新年の鏡餅を準備する時には裏白は買いません




こんなかんじでお飾りをつければ完成になります



玄関や軒先に取り付けるのに宮司は本麻を用います



取り付けられるピンやフック、紐なら大丈夫ですが

敢えて本麻の理由はこちらを是非お読みください


そして昨年から今まで御守り頂いた粽を

神社に返納させて頂く準備をいたします

感謝をお伝えするためメッセージを添えます

勿論お返しする際は御初穂料もお包みします


皆さんもお賽銭で大丈夫ですので一年経った

授与品をご返納される際はなさってください



今年はただただお祭りに行くのではなく

特別な開運招福する夏祭りをお楽しみください


さてかむなび宮司は先の高野山ツアーにて

仕入れてきました高野槙の苗を植えました



毎度お伝えしておりますが私のお仕事としまして

基本的に第一位は宮司(神主)です

一般神社の宮司でもありますが家系的には

古代祭祀、古式神道を継いでおりますので

宮司であることが第一であることは揺ぎません


ただ古義真言宗の阿闍梨(僧侶)でもあるのです

法要もご依頼などあれば出来ると云うことです



そのことから神社の崇敬をしてくだる方々から

僧侶としてのかむなび宮司を応援してくださる

ことも多く、大変恐縮なことにお布施も頂きます


お布施は読んで字の如く、布を施してあげること

布は僧侶の袈裟となりその行いは僧侶の功徳と

行ったこと自体の功徳を布施をした本人に返ります

神社ではお布施の単語は用いず御奉納と云います


この度お袈裟、お念珠、お衣のお布施がありました

かむなび宮司としましては感謝絶えぬ思いと功徳が

今回御奉納くださった方々へすぐにゆきますこと

誠に心から感謝と共に深くお祈り申し上げます





これから私も大祭を控えていますがお盆を迎えます

お墓やお仏壇などでの法要も承っております


そして常時、人氣を頂いております

自分のルーツの神さまを知る氏神さまの鑑定

こちらもございますのでいずれもご一報ください


いやさか

かむなび宮司


追記

我が母校が7月15日高校野球大阪大会で

一回戦、無事に勝ちました


夢はこのまま勝ち進んで大阪代表を勝ち取り

甲子園出場ですがそのためには人の熱い応援

勿論選手達の絶え間ない努力や研磨も要りますが


甲子園球場の氏神さまへのお断りとお願い

崇敬をする心がなければ聖地甲子園には

安易に立たせては頂けません


ちょうど先日神戸、灘に出向きましたので

甲子園の氏神さまをお参りさせて頂きました

球場のすぐそばで大きなナイター設備が見えます


実は母校は教派神道が母体でして(天理じゃないよ)

そちらの神さまの御神徳も授からないといけません

が、甲子園の氏神さまも大切に篤く崇敬させて

頂かないといけません、と思っている次第です


甲子園球場の南側のずっと空き地だったところ

少し行かない間に何か建っておりました