ドライバーのロフトを9度から11度に増やしてみた。 | 黒田正夫プロのブログ 

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ゴルフ合宿『アメニティ・ゴルフ・ライフ』を主宰
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(公社)日本プロゴルフ協会 TCP A級 黒田 正夫

近年、ドライバーの低スピン化に伴い、ボールをスピン系にして対応してきましたが、ボールも低スピン化している現状に合わせて、今までやっていなかった対策をやってみようということで、現在使用中のSIM2ドライバーで試してみました。

 

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9度のロフト角をカチャカチャ機能を使って11度にしてみました。ロフトを増やすことは今までも試してはいましたが、捕まり過ぎと吹き上がりを想定していて+2度設定までは試していませんでした。

 

スリーブポジション表からすると、スタンダードのロフト9度では、フェース角はスクエア、ライ角58度となっており、ロフトを11度に設定すると、フェース角は+4度、ライ角60度と数値的にはフックフェースでアップライトなドライバーに変身。

 

 

しかし、もともとSIM2は逃げ顔で、スタンダードでのフェース角がスクエアと謳っているものの-1.5度なので、実質+2.5度クローズとなり、トゥ側のフェースの張り出しが強調されたものの、クラウン部の塗装で右に逃がしてあるため、全体的には捕まり感のあるストレートフェースに見えるようになりました。

 

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ロフト角とライ角を増やしたことで、フェース面の見え方が心配でしたが、ロフト角が+2度増えたにもかかわらずフェースの見え方も違和感なく構えることができ、ライ角のアップライト化に伴っての印象も大きく変わることがありませんでした。

 

シャフトはベンタスブルー5Sを装着して、打ち方は特別なことはせず、普段とおりを意識してコースで試打しました。

結果は、いい意味で裏切られました。高弾道になり過ぎることもなく、捕まり過ぎることもなく、飛距離の方は特別飛ぶようになったわけではありませんでしたが、スピン量が安定した弾道になり、コンスタントに飛距離が得られ、フェアウエイキープ率も上がり、コースで扱いやすいドライバーになってくれました。

 

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SIM2ドライバーは、スピン量は前モデルよりも多くなっているとはいえ、重心が浅くなっている関係上、フェース面が上を向きづらく、打ち出し角が低く、今までも打ち出し角やスピン量を増やして適正化に導くために、スイングで入射角を変えたり、打点を上目にしたり、シャフトで打ち出し角を確保したり、スピン系のボールにしてドロップしないような工夫をしていましたが、そんなことを気にしなくても良くなってしまいました。

 

現在使用しているドライバーが、ボールが上がらない、ドロップする、キャリー不足、飛距離不足、弾道が不安定といった現象が起きているようであれば、スイングを見直す前にカチャカチャで大胆にロフトアップを試してみましょう。きっと今までとは違うものが見えてくるはずです。

 

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8月のお盆時期の予約は開始されています。参加をご検討されている方は宿泊が取れない場合もありますのでお早目にご予約ください。
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