共和国と名乗りながら普通選挙を行わない国にある香港でのデモ | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 「選挙」という語は、近代以降においては、「election」の訳語として、「役員や代表者を選出する」という意味で、長く使われてきています。そして、「総選挙」という語は、憲法7条や公職選挙法31条などで使われている言葉です。

そのような「総選挙」という言葉が、最近、やたらと、公選法とあまり関係のないところで、「役員や代表者を選出する」という意味とは異なる意味で、しかも、かなり商業的に使われていることに対し、如何(いかが)なものかと、僕は、心の奥で思っています。

 

 「法律と予算を成立させる」という強大な権力が与えられている議会の構成員。悪意のある者が悪意を隠して、議会の議席における占有率をある程度確保すれば、違憲にならない範囲で、どんな法律でも制定できるし、どんな法律でも廃止できます。そのような議会の構成員、日本では、国会議員と呼ばれる者を、建前上とは言え、公平な普通選挙で選ぶということが、どれほど、有り難く貴重なことか。そして、どのような歴史を経て、国会議員を普通選挙で選ぶようになったのか。

もしも、そのことに思い至るならば、商業的な動機で、そんなにも堂々と「総選挙」という言葉を使うことはできないと、心の狭い僕は、思っています。

 

 普通選挙が行われていない国や地域として、中国(中華人民共和国)、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、シリア(シリア・アラブ共和国)を名指しして、以前から、僕は、「早急に、人類の社会から独裁国家をなくすべき」と、申し上げて参りました。

3年前の夏の参院選で、僕は、立候補致しましたが、百が一にも当選した場合には、雨傘運動を行なっていた若者などを、内政干渉の謗(そし)りを受けない範囲で支援するために、香港に人を送り込む計画を立て、人選もして居りました。

 

 世間で言われていますように、この国の国会議員の何割かは、札束とハニートラップ(honeytrap、色仕掛け工作)で、既に、籠絡(ろうらく)されてしまっているのでしょうか。

香港人、加油。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

For another side of me, please visit my blog "Get It Balanced."