昨日の午前8時半から午後5時までの間、参院選に関する立候補の届出の受付けが行われました。8時半前に、届出の受付場所に複数人が並んだ場合、くじ引きをして、受け付ける順番を決めることになっておりました。
参院選の神奈川選挙区では、立候補予定者が12名いることが分かっていたので、僕は、どうしても、12番目に受付けをしてもらいたくて、8時半を少し過ぎてから、受付場所に出向く積りでおりました。受付場所がある神奈川県庁の3階のトイレに寄った後、受付場所を確認しておこうと思い、受付場所付近に近づいたら、係の方から「佐藤さんですか。どうぞどうぞ」と、声を掛けていただいたので、そのまま、くじ引きに参加する者の列に並んでしまいました。
「しまった、まずい」と思い、結局、大勢の関係者の方々がおられる前で、係の方に、「くじ引きには、参加しない」旨を伝え、くじ引きの列から離れました。なぜ、12番目に、受付をしていただきたかったのか。別段、12という数字にこだわっている訳ではなく、理由は、選挙用ポスターを貼る枠の位置に関係したものです。
2016年の今、公選法が公布された1950(昭和25)年当時のまま、変わらず、町中の至る所に、ポスター掲示場を設置し、笑顔とスローガンだけのほんわかしたイメージ・ポスターを貼ることに、僕は、大反対です。
因みに、この選挙用ポスターの作成には、「公費負担」という制度があり、神奈川県の場合、候補者一人当たり、最大約180万円の公金(ほぼ、税金のことです)が投入されることになっています。これにも、もちろん、僕は、大反対なので、今回、僕は、この「公費負担」の制度を利用せず、選挙用ポスターは全て、自費で作成いたしました。
僕は、どの政党などからも、公認も推薦もいただいていないので、自費で作成しました選挙用ポスターを、神奈川県内にある全てのポスター掲示場(12,282か所)に貼ることは、できません。僕の陣営の目標貼付け枚数は、全体の約1割、1,300か所です。ポスター掲示板上のポスターを貼る枠の位置は、立候補の届出の受付順に、1番枠から付与されます。僕が、3番枠とか5番枠をいただいてしまうと、多くの掲示場が、「ポスターが貼られていない枠がある、いわゆる虫食い状態」に、なってしまいます。それを避けるために、どうしても、12番枠が欲しかった。たった、それだけの理由です。
あの場におられた係の方々、お手数をお掛けしました。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則