1890年11月29日に、第1回帝国議会の開会式が挙行されてから、1955年11月15日に、自由民主党が結成されるまで、首相の交代は、山県有朋から鳩山一郎まで、65年の間に45回。平均すれば、約1年と5か月ごとに交代。
1955年11月15日に、自由民主党が結成されてから現在まで、首相の交代は、鳩山一郎から安倍晋三まで、60年と2か月の間に28回。平均すれば、約2年と1か月ごとに交代。
未だ、及第点には程遠い我が国の政党政治ですが、それでも、政情の安定に関して、幾ばくかの役割を、我が自民党は果たしてきたのではないか。手前味噌ながら、そのように感じることもございます。しかし、今現在の自民党の有り様は、見るに堪えないものです。
前々回の投稿で、ご紹介しました通り、自民党は、その立党宣言において、高らかに、国民政党であることを誓って、結成されました。「広く国民大衆とともに政治の責務を全うせんこと」を誓った政党が、今や、特定の団体と蜜月関係にある政党と、仲良く手を取り合って選挙戦を戦う始末。
こう申し上げると、たまに誤解される方がおられるので、付け加えますが、日本は、公共の福祉とぶつからない限り、何よりも自由を尊ぶ国ですので(日本国憲法13条)、ある政党が、特定の団体と蜜月関係にあって、何の問題もございません。
ようやく、今夏の政治日程について書き進める準備が整って参りましたが、長くなりましたので、今回は、ここまでと、させていただきます。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則