中国古典に由来を求めた言葉『天長節』と、田浦の梅林 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 前回に引き続き、誕生日にまつわることを、書かせていただきます。
天長地久(てんちょうちきゅう。中華人民共和国のピンインで表せば、tian chang di jiu)。中国の書物である『老子』、それから、唐代の大詩人である白居易の『長恨歌』にも出てくる言葉です。天は長く、地は久しい。「天や地が、極めて長く続くこと」を指すそうです。『天長節』の元になった言葉なので、ご年配の方なら、馴染みのある言葉でしょうか。

 天長節とは、明治元年に制定され、休日ニ関スル件(昭和2年勅令第25号)が廃止された1948年まで続いた、「今上天皇の誕生をお祝いする日」のことです。なので、2016年の今、この言葉を使っても、何の不都合もないと思うのですが、1948年7月20日に、国民の祝日に関する法律が施行されてからは、同法2条に基づき、天皇誕生日と呼ぶようになっています。中国の古典に由来を求めた『天長節』という言葉に、何の不都合があるのでしょう。

 過日、今上天皇のご生誕(昭和8年12月23日)を記念して植樹されたことが始まりである、「田浦梅の里(横須賀市田浦泉町92)と呼ばれる梅林に、行って参りました。その際、梅林の入り口付近で、京急の電車が間近で見えたので、写真を一葉、撮りました。

 と言うことで、当ブログのヘッダー写真「鉄道がある風景」、本日より、「トンネルを出てすぐ、またトンネルに入る京急の赤い電車」に、してみました。来月2月13日から3月13日まで、「田浦梅林まつり」の期間です。寒い折とは思いますが、梅見を計画されている方は、是非、横須賀にもお越しください。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則