前回の衆議院議員総選挙の投開票日の前日である2012年12月15日の午後の、夕方と呼ぶには、少し早過ぎる頃でしたでしょうか、僕は、数日前に自ら購入した、丈夫な生地でできている手提げ鞄に、目一杯、上質紙で作成された自民党政策パンフレットを詰め込んで、神奈川4区内にある選挙事務所を飛び出しました。
この日は、寒い日で、しかも、小雨がぱらぱら。政策パンフレットを濡らす訳にもいかないので、鎌倉駅西口にあるコンビニ店で、簡易のレインコートを自ら購入し、戸別配布、いわゆるポスティングに、向かいました。
投票日の前日の夕刊、もしくは、投票日の朝刊を、ご自宅の郵便受けに取りにいった際、この政策パンフレットも、一緒に手に取っていただき、「自民党の候補者に投票しようかどうか迷っている人」を、一人でも多く誘導したいと、考えたからです。
今も当時も、僕の住民票を編成、管理しているのは、神奈川4区内にある地方公共団体ではなく、神奈川11区内にある横須賀市なのですが、神奈川11区支部長(=候補者)の当選は"安泰"と、僕は判断し、連日、可能な限り、神奈川4区支部長の応援に専念しました。なぜか。
党勢拡大とは、国会において、一つでも多くの議席を獲得することであって、それ以外ではありません。選挙をおろそかにして、正論を説くだけで、政治を変えることができるでしょうか。党勢拡大とは、一にも二にも、選挙で勝つことです。だから、連日、可能な限り、神奈川4区支部長の応援に専念しました。結果は、神奈川11区支部長は当選で、神奈川4区支部長は、選挙区で落ち、比例で復活。
日本全国、各所において、党員や関係者が力を合わせ、その結果、いただいた(と思いたい)貴重な294の議席。まさかまさか、僅か1年と11か月で、こんなことになろうとは・・・。
(続く)
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則