弱者に理不尽な要求を突きつけても、状況は好転しない | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 体調が、一進一退で、なかなか良くなりません。「人口比において、中流層を可能な限り拡大させ、国民の担税力を向上させる」ことと、真逆のこと、つまり、国民の担税力を低下させることばかりを、政府は推進している。

 実業の世界において、業界の大手の会社が、サプライヤーや協力会社に、理不尽なほどの値下げを、強請する。サプライヤーや協力会社は、一般労働者派遣事業を行う会社との契約の内容を見直したり、有期労働契約で働く従業員との契約の内容を見直したりして、人件費を削減する。皆が皆、弱者に理不尽な要求を突きつける。

 弱者に理不尽な要求を突きつけているという点に、着目すれば、政府が行っていることも、全く同じである。今、我々が置かれているピンチ、苦境は、弱者に理不尽な要求を突きつけて、状況が好転する程度の苦境では、決してない。

 延長国会の会期末が近い。8月末までには、平成24年度公債特例法案の取り扱いに関する私見を、書かせていただこうと思っていましたが、はや月末。じっくりと書く元気が、まだ戻ってきていないので、少し先送りいたします。

 まだ、暑さが続くようですので、皆様も、お体を大切にお過ごしくださいますよう、お祈りしております。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則