拉致問題は、日本と北朝鮮の二者間の問題である | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 思い起こしてみると、あの放送は、古いラジカセラジオとカセットテープレコーダが一体化した音響機器)のAMラジオから流れていたから、私が小学生の頃の出来事だと思う。

 そのころ、私は兵庫県姫路市に住んでいたが、家の東側に山があり、テレビとラジオの電波状況が悪かった。深夜に、鮮明に聴こえるAMラジオ放送は、ラジオ関西ぐらいだった。今、「ぐらい」と書いたのは、もう一つだけ、深夜に鮮明に聴こえる放送があったからであり、そのもう一つが、冒頭で「あの放送」と書いた、北朝鮮の乱数放送である。
もちろん、小学生低学年の頃は、「なんで、朝日(放送)が入らず、こんなのが入るんだ」と、思っていただけだが。

 多くの日本国民が、条約にも法令にも基づかず不当に拘束され、不当に強制連行され、今なお、不当に軟禁もしくは監禁されている。この国の現在の憲法によれば、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない」ことになっているはずだ。
この問題は、日本と北朝鮮の二者間の問題である。6か国協議などで進展することはないと、私は考えている。

①陸上自衛隊の在外邦人救出の訓練を、隠岐の島町で行うこと。
②AMラジオで、軟禁もしくは監禁された在外邦人とその周囲の人向けの放送をすること。
③併せて、人道支援として北朝鮮に手回し充電式携帯AMラジオを大量に供与すること。

 少なくとも、こういうことならば、すぐにでも実行できるのではないか。中井洽・元拉致問題担当相が、どこかに出かけても、食糧をせびられるだけである。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則