(午前中に、オフラインにて書いておりましたが、ネット環境まで遠く、投稿が遅くなりました)
3月12日に、福島第一原発の原子炉1号機において、水素爆発が起きた。私は、その時点から、民主党が政権を運営している限り、放射性物質の大量飛散という最終局面を迎えることは、避けられないと、考えている。だから、最終局面を避けるために、もしくは、最終局面における被害の程度を減じるために、できる限りのことを行おうと決め、日々、過ごしている。
誰か、専門の知識や技術を持った人々が、何とかしてくれるはず。専門の人々が頑張ってくれている最中に、そんな悲観的なことを言うな。そう、批判されそうである。
塩分を含んだ水が原子炉内に存在すれば、水の放射線分解により、水素が大量に発生し、原子炉に水素が溜まるのではないか。そうであれば、火種次第で、すぐに爆発する。
3月12日に水素爆発が起きたときも、津波により、塩分を含んだ水が原子炉内に存在していて、その状態のままで通電を試みて、それが火種となり、爆発が起きたのではないか。爆発の原因が発表されていないようであることから推察すると、通電による火種が原因で爆発が起きた可能性は、少なからずあると、私は考えている。
今は、誰かを責めるためではなく、事実を追究するために、考察している。仮に、通電を試みた人がいたとして、その人を責めているのでは、決してない。
通常であれば、水を循環させて、炉心や使用済み燃料棒を、水冷する。しかし、熱交換器が復旧していないため、水を循環させることができず、水の新規供給を、続けている。そして、原子炉には塩分が溜まってしまっている。言わば、原子炉で、水素を生産しているような格好になっている。通電をしたら、水素爆発が起きるのではないか。
電気系統を使わずに、本来の水循環による水冷を行なうことができなければ、「水素爆発が恐いから電気が使えない、電気が使えないから水の新規供給が止められず、水素の発生が止められない」という悪循環から、抜け出せない。
水素爆発を起こさず、安定的に水冷する案を考えなければならない。長くなったので、一旦、区切ります。
神奈川県逗子市にて
佐藤 政則