過激な表現や、ある意味暴言も含めた文章になると思います。

不快に思う方はお気をつけください。


言葉には、言霊と呼ばれるように力があると思う。

それは

いい方向に作用する場合もあるし

悪い方向に作用する場合もあると思う。

意図して、その作用を使うこともあれば

意図せずに無意識のうちに

その作用を相手に与えてしまっていることもあると思う。


いい方向に作用する時は

ほとんどの場合が

ポジティブな言葉ではないかと思う。

私の経験則ではあるが、

ネガティブな言葉が人にいい影響を及ぼすことはほとんどない

と思っている。


ポジティブな言葉の具体例としては

「頑張れ!ファイト!」

「さすがだね!」

「上手!上手!」

「めっちゃかわいい!よく似合うよ!」

など

相手を誉めたり、

相手を安心させたり、

相手の自己肯定感を高める言葉が多いのではないかと思う。


逆に

ネガティブな言葉といえば

「なんでそんなこともできないの」

「あの子はダメだから」

「出来損ないだからしょうがない」

「他の子/お兄(姉)ちゃん/妹(弟)はできているのにねぇ」

「まぁバカだからね。できることやれれば大丈夫」

など

相手を卑下したり、

相手の自尊心を痛め付ける言葉

が多いのではないだろうか


これらネガティブな言葉は

一種の呪いである。

百害あって一利なしだと思っている。

これらのネガティブな言葉が、

ストレスになったり、

大人になってもずっとそれらの言葉に囚われる

かどうかは人によって異なると思う。


けど、

自分に自信がない人ほど

人の目や評価が気になる人ほど

人に嫌われることが怖いと思っている人ほど

これらの言葉が

呪いのように思考に纏わりついてくる。

その結果、

自己嫌悪や自己否定が起こりやすくなる気がしている。

「なんで私はこうなんだ」

「普通になりたい」

という思考が起こりやすくなる気がしている。


私が今、感じていることは

ネガティブな言葉は

人を殺す言葉

だということだ。

少なくとも

人をじわじわとシに追いやっている

と思っている。


この呪いの言葉たちの怖いところは

発言している本人には

ほとんど自覚がないということだ。


いじめでみても分かるように

加害者には当事者意識がない人がたまにいる。

遊びだったと

冗談だったと

言う人がいる。

これらの言葉は

多分彼らの本心から出た言葉である

こともあるだろう。


学校のいじめだけでなく、

大人になっても

これらの呪いの言葉は

会社や近所の人との付き合いなどで

よく耳にすると思う。

お互いに無意識のうちに。


テレビでも、お笑いネタでも

人を小馬鹿にすることが

一種の芸、笑いであるという風潮があると思う。

人によっては

笑ってすむだろうが

人によっては

ずっと心に刺さっていることもある。

その場合、

その言葉は呪いの言葉となって

言われた人を苦しめると思う。

そして、

ずっと言われ続けるということは

少しずつその人はシに追いやられている

ということだと思う。


呪いの言葉のもう一つ怖いところは

言われた本人だけでなく、

その言葉を聞いた周りの人も、自分自身でさえも

その呪いに囚われることもあるということだ。


今、私の小さいころを振り返ると

親や近所の人の世間話で出た何気ない会話が

私の当たり前思考を形成する要因の一つでもあった気がする。

「どこどこの○○ちゃん/くんは~らしいよ。やだねぇ~」

「どこどこの娘さん/息子さんは引きこもりになったらしいよ」

など

本当の会話はあまり覚えてないので、

上記会話はフィクションであるが

これらの他人を卑下する言葉を聞いた私は

「ああなってはいけないんだ」

「~である必要があるんだ」

「~すると周りからそういう風にみられるんだ」

と気を付けないと私もそう言われる。

という感情が芽生えていたような気がする。


というように

呪いの言葉は私たちの周りに溢れかえっている。

その言葉たちが呪いになって、

ずっと纏わりついてくるかどうかは

人それぞれの言葉の受け止め方が関係してくると思う。


一つ覚えていたいのは、

これらネガティブな言葉は

言われた本人だけでなく

それを聞いた周りの人も

言った本人でさえも

呪いにさいなまれる可能性があるということだ。

そして、

これらの呪いの言葉は

人をシに追いやっている可能性があるということだ。


極論を言うと

これらの言葉を使うということは

その人をシなせたい

ということと同じではないだろうか。


大切にしたいなら

暖かい言葉をかけてあげるほうがいいと思う。


でも、

今の世の中

ほとんどの人がストレスにさいなまれていて

人によっては

自分のことで精一杯で

イライラしてしまって

他人にきつく当たったり、言葉を投げてしまう人もいるだろう。


特に、

育児など子供を育てるなんて

自分のこと以外でも気を遣わなくてはいけないと思う。

家事や近所の人との付き合い、仕事もしなければならないことも

多いと思う。

そんなストレスにまみれた中で

常に他人に暖かい言葉をかける余裕などある人は

ほとんど稀であると思う。


そんな時は、

周りの余裕がある人、

例えば、

家族や友だち、祖父母、近所の方々が

手を差しのべてあげることが大事なのではないだろうか。


現代は

核家族が多くなって

また、

近所付き合いも疎遠になることが多くて

昔に比べると

一人でストレスを抱え込みやすい環境になっている気がする。


昔の人たちの暮らしにも一長一短あると思うが

昔のような

地域で支えあう

地域で子供を育てる

のような余裕がある人たちの助けを借りやすい暮らしに

戻ることで

暖かい言葉が溢れた日々に変わっていくのではないだろうかと思う。


そうすることで

私のような病気になる人も少なくなっていくのではないかと思う。


呪いの言葉は、

私も特に中学生のころ先生に対してたくさん使っていた。

親に対しても使っていたと思うし、

今も無意識のうちに使ってることもある。

友だちに対しても、他人に対しても無意識に使っていると思う。

呪いの言葉を使わないようにしていきたい。

暖かい言葉を使うように心がけていきたい。