シェルター(大中小規模)の再提言*災害や有事への対応(蛙 🐸の私案)



( 庭に咲いた白梅の花 1/28  )

能登半島地震での災害支援が

なかなか進まず 

被災されている方々や

支援に携わる人たちは

辛抱の限界を迎えたり

心配や焦りもより高まっている

(今回は被災していない私たちも

もう少し何とかならないものかと

 焦燥感を持って 被災対策の推移を

 見守っている)


地震や大水、大風などの被害が

起こるたびに 私たちは

日頃から平穏時に

何とかならないものかと

行政や専門家、メディアを中心に

対策を練ってきている


しかし その決定的な方策は

まだ考案されていないように思う


それで 専門家でもない私だが

水害や台風害、そして 

被災した経験を加味して

以前 災害や有事への対策として

「シェルター」の設置を提唱したが

今回の能登半島地震のことも併せて 

シェルターとインフラ整備について

より細かく考えてみた


① シェルター(大規模)の設置を。

 現在の「被災避難所」は 生活要件を

最低限も満たしていないと考える

 ❶ 冷暖房施設が不備か機能が低い

 ❷ 床の板などが硬くて冷たい

 ❸ 広くてパーテーションがしにくい

 ❹ 和式トイレが多く 個数も少なく

水洗のみで ポータブル便器がない

 ❺ 飲料水や生活用水、食料品の備蓄が

少なすぎて すぐに枯渇する

 ❻ 毛布や段ボールベッドなどが少ない

 ❼ 蓄電池や発電機がないか少ない

広いソーラーパネルの設置がない

 ❽ 建物全体にWi-Fi 設備がない

 以上の❶〜❽ の要件を満たす避難所が

望まれる


② シェルター(中、小規模)の設置を。

 被災した場合 各家屋への支援金が

被災家屋への新築改築修復費用としては

どうしても少なくて 平穏時の耐震化改築費用も 300万円ほどで これも実費と程遠いし 保険金も割と高額である

 それで 各家屋での耐震化としては

シェルター(中、小)を提唱したい

 家族構成や財政状況などに応じて

耐震化を ピンポイントの箇所に絞る

 例えば 寝室や洗面所・トイレなどを

ピンポイントで耐震化を図るようにする

 壁や床、天井、家具などを 地震や

水害などに強いようにする 

 台やコーナーに 飲食料、電池、衣類、紙類、薬などを備蓄しておく

 家屋や敷地の周りに 水を入れた

ペットボトルや容器を配置する(中身は

トイレや風呂、花への水やり用などで

定期的に使用して 随意入れ替える)

③ 都市や集落のコンパクト化を図る。

 被災の度に インフラの復旧などが

問題になることが多いので その負担を

軽くして 少子高齢化と普段の経費節減も

考えて 各自治体でのコンパクト化を図る

 今まで 電気、水道、ガス、道路を

無計画に広げてきたが これからは

各集落を集約化して インフラ全体を

コンパクト化した方が 維持経費や

効率化の面からも 望ましいと思う

④ 地下鉄やビルの地下の有効活用を。

 大都市部は 地下鉄や大きなビルが

多くて その地下部が活用できる

 水害には弱い面もあるが 

有事に対しては 一定の機能はある

一時的に凌ぐことはできる

 水・食料・衣料品、発電機・充電器を

格納する設備を作る


⑤ 非常用備蓄品は 避難訓練時に

定期的に使い 補給するシステムを。

 ①〜④ までの実態や状況に応じて

準備する物や補給する物品を検討する

 また 支援品の輸送の多角化を図る

陸路、海路、空路(ヘリコプター、ドローン、空飛ぶ車(エアロカー?))の活用

ps 2023.1.28 草稿

シェルターの設置や 集落のコンパクト化

は 費用面や用地面、地域民の合意など

一朝一夕にできることではないが

まずは モデル地を決めて 少しずつでも

実行・実践していくことで 見えてくるものがあるし それらの取り組みが 加速的に増えるかもしれないし 明るい展望も拓けてくるもしれないと思う