$あめかえるのブログ-ぶらぜみ2
ノーベル賞を受賞したある研究者は
苦難の末に 貴重な発見をした

他の研究者も 似た人が多い
殆どの人が 
気が遠くなるほどの失敗の中で
ほんのかすかな成功への希望を
見逃さずに探し出すのだ

無数の失敗の中に きらりと輝く
ダイアモンドの女神を 見つけ出すのだ

考えうるあらゆる失敗を
丁寧に剥ぎ取り 日々剥ぎ取り
剥ぎ取り尽くした先に 
ダイアモンドが 潜んでいるのだ

だから 失敗を恐れてなならぬ
否 敢えて 失敗を迎え入れよ

だが この社会では 
一度の失敗も許されぬことがある

それは いろんな事故だ
交通事故 工場の事故 
そして 原子力の事故
それから 交通機関の事故

あってはならぬ事故でも
悪条件が重なって 事故は暴発する

自分たちが事故に遭ってない時に
どこかの誰かが事故を起こした時に
自分たちが 如何に当事者意識を持って
ここならばという想像力を駆使して
想定内のことを想定し 時には 
想定外のことまで想定し
十年に一度だろうと 百年に一度だろうと
あるいは 千年に一度だろうと
高を括らず 我が子や孫の代のことにまで
思いを馳せ 祖先としての責任と自負を
抱き続けねばならぬ

それが 今を生きる我らの責務でもある

我らは 失敗から学べ

我らは 他者の失敗に学べ


 PS 2011.7.27 草稿
 かく言う私も 日々 失敗の連続で 人生 失敗に懲りない?生活を 送っています トホホです