生活介護型の通所に通うお兄さん。髄膜炎後遺症の四肢まひさんです。
ベースは低緊張ですが、ギュッと力を入れることが出来るようになってきました。
体格も良くなってきて、何とか立ってくれないかなと考えています。
端坐位でスラックレールを使って足裏の感覚を入れ、
上半身の重みをガシッととってあげて、「1,2,3!」と立ち上がりを手伝います。
一瞬、グッと支えますが、立位には至らず・・・・・・
「引き算の法則」とはやって欲しい動きや姿勢を100%助けてあげて成功させます。
そこから少しづつ「引き算」をしていき、徐々に本人がやるところを増やしていくことです。
こうすることでやりにくさのある、苦手さのあることをやれるようにします。
がんばれ!がんばれ!ではなく、サクッと出来ちゃったを繰り返します。
と言うことは・・・もっと助けてあげなくてはいけないのですが、限界です。
でもはっと閃きました。
やり易い所から始めればいいんだ!!
ぎりぎり足がつくように介護用ベッドの高さを上げます。すると股関節、膝関節が半伸展位となり
パッと力が入りました。大成功!!
出来るところ、やれるところ、サクッとです。