悪の根
『なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。食べる物と着る物があれば、わたしたちはそれで満足すべきです。金持ちになろうとする者は、誘惑、罠、無分別で有害なさまざまの欲望に陥ります。その欲望が、人を破滅に陥れます。金銭の欲は、すべての悪の根です。金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。』 (テモテへの手紙一 5章7-10節)
これはもっともな言葉だと思います。自分たちは裸で生まれ、死んだあとには何も残りません。そう考えるなら、信仰から離れでて金銭の欲望に迷い出ることのむなしさが理解できると思います。ライブ●ア事件でもそうですが、金銭への欲望が罠となって偽りを重ねていったのではないでしょうか。それがまさに、人を破滅させてしまったわけですね。
わたしたちも確かに、「チャンスがあったら・・・」って思いながら生きているのかもしれませんが、そのチャンスが破滅の道への入り口かもしれないと、じっくり考えてみる必要がありそうです。