Bunkamura シアターコクーン

6月27日 夜の部


二〇一二 渋谷・コクーン歌舞伎

「天日坊」
$雑記帳

=配役=
法策後に天日坊
 実は清水冠者義高    中村 勘九郎
人丸お六
 実は今井四郎娘かけはし 中村 七之助
猫間光義         市村 萬次郎
お三婆
/盗賊 赤星大八
 後に赤星典膳      片岡 亀 蔵
北條時貞         坂東 巳之助
傾城高窓太夫       坂東 新 悟
越前の平蔵
 実は廣元家臣 平岡平藏 近藤 公 園
修験者 観音院
/北條家家老 鳴澤隼人  真那胡 敬二
下男 久助
 実は入江因幡守廣元   白井   晃
盗賊 地雷太郎
 実は竹川伊賀之介正忠  中村 獅 童


演出/美術        串田 和 美
脚本           宮藤 官九郎

原作:河竹黙阿弥「五十三次天一坊」


=あらすじ=
孤児の法策は、将軍頼朝のご落胤になりすまし鎌倉を目指す。

旅の途中、不思議な縁に導かれて出自を知った法策は、盗賊に身を落とした木曽の余類と平家の残党らと一党を組み、天日坊と名乗り改めて天下を目指す。

野心と宿怨を晴らすために、鎌倉へ乗り込み大勝負!が、、、



=感想=
良かった!良かった!!良かったよー!!!!

「二〇一二 渋谷・コクーン歌舞伎」に感動のままに書いたんで、焼き直し?重複になるけれど。。。


コクーン歌舞伎!初体験!!
舞台が近い!!

演出&美術を手がけた串田サンがスゴイ!!

江戸歌舞伎のエスプリが随所に散りばめられてる!!


江戸川乱歩の「押し絵と旅する男」を思い出した。。
箱庭を覗くような、、、紙芝居を覗き見るような、、、そんな印象がした。


間口の狭い舞台は真っ黒に塗られた箱のような感じ。

舞台には、小さな小屋が2つ。
この小屋2つを並べたり、入れ替えたりして、物語は進んでいく。。。

それがチョウド廻り舞台な感じになってるチョキ

そして屋根には看板!!

河竹黙阿弥 宮藤官九郎 串田和美
虚空雲座 天日坊 満員御礼
勘九郎 七之助 獅童



壁には「場」の名称と筋が書かれている。


チープだけど、、、
芝居小屋な感じで、イイ!!
江戸時代の屋根と左右の柱があった舞台を連想。。


勿論、黒衣サンが押して動かすんだけど、、、そこもまた楽しい!

吹き出しを持った黒衣サンが登場するのも楽しい!!


黒御簾にあたるブースが、上手の文楽で床に当るところに設けられ、ドラムとギターが演奏されている。効果音も多分ココ。

ノリノリな演奏っぷりが窺えるのも楽しい!!

下手では附けが打たれてた。(多分。。)

ラストの立ち回りでは、トランペッターサン達が総勢で舞台に出てらっしゃる!!
そして客席へ!!

生声!!生演奏!!がイイーー!!!!



平場席には両花道が通ってる!!
椅子席前の通路も花道だよ!



役者陣は。。。

勘九郎サン!!
DNAスイッチひらめき電球入った!?って思ったところがあった!
お声も台詞回しも、勘三郎サンそっくりでビックリした!!(ソコダケダヨ)

孤児か、継嗣か、野望か、恨みか、善人か、極悪人か、小心者か、大胆で不遜か、、、「俺は誰だあ!」。。。ってのを勘九郎サンがコロコロと上手く演じ分ける。

獅童サン七之助サンは大輪の花のように、舞台を華やかにする。

亀蔵サンが登場すると舞台が楽しくなる。

巳之助サンも、新吾サンも美しくて華やかでイイ!!

歌舞伎俳優サンも、違う俳優サンも、下座サンも、黒衣サンも、舞台もひっくるめて、皆がコクーン歌舞伎な感じ。


これ、明治以降上演されていなかったのが、良かったのだと思う。。

上演資料とかDVDとか残ってなくて、江戸時代の浮世絵と、河竹黙阿弥の原作本しかなかったのが功を奏した!?と思った。

宮藤官九郎サンはそれで凄く苦労なさったようだけど、、、
明治以降の映像とか上演資料とかあれば、それが鋳型になったと思う。。

鋳型が存在しなかったのが功を奏して、江戸歌舞伎が蘇ったような(って知りませんけど。。)ワクワクする楽しさに溢れてた。




お江戸のお方。。
当日立ち見があるよ。

中2階5~以降のお席がイイと思う。。
この劇場ならどこで見ても臨場感溢れてると思う。

この劇場でもう一度、、、せめて後一度観たい(;_;)


重複してるけどよかったらこちらもご覧下さい。


今回の遠征では一番よかったよ。。劇場含めて初体験ってこともあるだろうけれど。。。
四ノ切りも凄くよかった!!けど、こっちはもう見れないし。。。