80名クラスの音楽の授業での課題が、
『チューリップの歌』の編曲した曲を連弾で、
発表する。…、という事で、仲良くしていた友人がたまたま、ピアノが、とんでもなく上手な人だったので、組んで、どっぷり甘えて、私は、
和音を手の形で覚えて、伴奏。
彼女は十本の指を複雑に動かした、
とんでもない『チューリップの編曲』が仕上がり、発表当日も一番、反響がありまして、
一躍有名となったのでした。
上の文章でも、おわかりになられるとは思いますが、私は幼い頃に、オルガン教室(少し)→小学3年生でエレクトーン(1年間程)の経験だったので、手とり足取り教えてくれれば、なんとか弾ける。という程度のレベルでした。
ピアノ経験は無かったので、簡単な右手のメロディ。左手は簡単な和音。程度なら、時間をかけて
やっと弾けるような程度だったのですが、
そのチューリップの連弾曲で、Aランク(多分)の評価をもらっていたのでしょうね。
恐らく。
ある日、学生80名程の音楽の授業で、これからその場で歌う曲の伴走者に指名されたのです。
楽譜を見て、(初見で?)すぐ弾ける子が指名される。やつです。私のことをわかっている友人たちと私は『?』『?』『?』『?』『?』………………………。⊙.☉
いやいやいやいや……いやいやいやいや……いやいやいやいや……いやいやいやいや……(●__●)
80名程の学生達の注目を浴びた私は、潔く、『弾けません。』と、後ろの席から大きな声を出して、オファーを、バッサリ(言わせて欲しいです。せめて。)お断りさせていただきました。初見演奏? できるかい💢 そんなもん💢(⌐■-■)
先生は、成績ノートみたいなもので、確認して、『あなた、弾けるわよね?』と目を丸くしたお美しいお顔で、私に確認されてましたが、『いやいや、弾けません。(⌐■-■)』
そのやり取りに、教室は大爆笑の渦。先生は、私が“恥ずかしくて拒絶している”のかと思い込んでおられたのか?負けずに、引き下がりませんでしたが、楽譜を読むのに、半日を使い果たすようなレベルな私が、そんな難しい歌の伴奏が、即!できるわけが………まぁいいか。
とにかく、出来ないものはできないのである。
という気持ちを、ご丁寧に、お伝えさせていただきました。先生は、驚き、何かをノートに追記したような仕草も私は見逃さなかったけど、もう、こればっかりは仕方がありません。
大恥かきましたが、みんなが笑ってくれたので、それほど落ち込むことは無く、済みました。
でも。なぜ? そんな経験をしなければならなかったのでしょうか? それは、『私』だからだそうです。by友人
みんな、あのときはありがとうございましたm(_ _)m