『ギリシャ新喜劇』
第二幕
🎶登場人物🎶
マルキメデス君(18才)
料理長(40)
料理人 ヘラク(19)
アフロ(17)
ポセ(30)
本物の
プラトン先生の家の前で
マルキメデス君
美味しそうな匂いがするので
台所の窓から
ちょっとのぞくと…
数人の料理人が
忙しく働いています
※アテネの身分制度は厳しいものがありました。
基本的に市民は、政治と戦争に参加する以外は
ジムで身体を鍛えたり、議論しあったり、
生活の基本は、奴隷が支えていました。
同じギリシャでさえも、違うポリス出身は、
奴隷として連れてこられることもあり、
また自分の意思でアテネにきても
外国人とみなされ市民権は基本的には
もらえませんでした。
そんなこともあり、
古代アテネでは、
いろいろな地方の言葉が
飛び交っておりました💫
マルキメデス君の心の声↓
『今日のお料理は
何かな?』
ファレロン港⚓で
とれとれの
イワシの丸焼きに
コリアンダー&玉ねぎ添え🌿
黒海からの輸入の⛵
塩漬のチョウザメ、
マグロ、タイ
ボラの発酵漬物🐟
キャベツ、アスパラ、ニンジン
カブのスープ🍲
キュウリ、カボチャ🎃チコリ
アーティチョーク、セロリ、
大量のオリーブ
果物は、🍎🍏🍇
イチジク、ナシ🍐
ナツメヤシ 🌴
ナッツ類
アーモンド、クルミ
ヘーゼルナッツ、クリなど…
どんどん運ばれてゆきます…
🍽🍽🍽🍽🍽🍽🍽
料理長
「おい!ヘラク!
豆スープにおまえの親指👎
入ってるぞ!」
ヘラク
「うわぁ〜
えらい、かんにんだす!」
→
地方のポリスの方言
で本当にスミマセンの意
料理長
「気にしなくて大丈夫だよ!
でも、持ち方考えてね😉」
ヘラク
「へい!おおきに!」
アフロ
「料理長!
焼きたてのマザ
(大麦のパンケーキ)
を
床に落としてしまいました!
許してケロ!←おしん風に」
料理長
「仕方ないな!
土を払って
シナモン
まぶしとけ!」
アフロ
「ありがとごぜーますだ!」
ポセ
「綺麗に焼けて美味しそうな
アルトスどす!
よだれが出そうどす!」
※アルトス→
富裕層用の白パン
ハチミツ🍯や
羊と山羊のチーズ🧀や
オリーブ油をつけてたべる😋
その直後
ポセのよだれが
垂れて…
アルトス(白パン)にかかる😨
ポセ
「どないしょう〜」
料理長
「やってしまったことは、
仕方ない。
もう一度、
かまどに入れて
水分を飛ばせ💦」
ヘラク
アフロ
ポセ
三人は口をそろえて
👄👄👄
「料理長さんって
ほんと、いい人ですね💕」
料理長
「そんなに、ほめられても
何も出ませんよ~」
と、まんざらでもない様子😊
そう、料理長さんは
優しい人なんです💖
窓からそっと
見ていた
マルキメデス君も…
アヤソフィアの
引率で
未来からの
アトラクションに
乗ったお客様方も…
口をそろえて
👄👄👄👄👄👄👄
「今日は食べるのやめとこ」
参考資料
図説古代ギリシアの暮らし
『食卓の賢人たち』アテナイオス
『饗宴』プラトン
次回は、
やっとマルキメデス君
本物のプラトン先生と
ご対面です😉