xのタイムラインに流れてきた木原音瀬さんの「嫌な奴」紹介文に惹かれて即購入!ライトノベルなのですいすい読めてなんと二日で読み切ってしまった。


以下ネタバレありです❗️⚠️





高校教師をしている主人公の和矢。友人の小野寺の電話がきっかけで大嫌いな小中学校の同級生だった三浦に再会します。

この三浦がなんとも粘着質なやつで、小学生の頃から和矢に拘っているのです

小四で転校した先にいたのが三浦。自己紹介の後隣に座っていた子を退かせて和矢を自分の隣に座らせたり、気に入らないことがあると暴力を振るったりします。中学校に上がり、背が伸びて顔もそこそこイケメンの三浦はモテ始めますが相変わらず和矢一筋。


一方、小学生の時より成長したとはいえやっぱり三浦のことは好きになれない和矢。しかし拒絶することも出来ずずるずると友人関係を続けます。

これが後に悲劇を起こそうとは....


ある時海に行かないかと誘われる和矢。

「自転車がパンクしてるから」とかなんとか言い訳をしますが結局三浦の自転車で行くことになります。出発前、三浦の薄着をみて和矢はカーディガンを貸してやります。

こういう地味な優しさを出してしまうんだなぁ....


逆に「靴がないよ」という和矢に「半分貸してやるから」とお返し?する三浦

靴を半分履いて何になる?


浜辺に横に並んで座る二人。

「高校はどこに行くんだ?」

三浦の質問で和矢は進学校へ行くことを告げます。

あからさまに動揺する三浦ですが、なんと同じ高校を受験すると言い出します。

そしてなんと本当に受かってしまうのです

愛の力はスゴイナァ....?


再び三浦と三年間を過ごす事に絶望する和矢ですが、急遽関西に行くことになり、以来三浦とは完全に音信不通になっていました。

そして冒頭に戻ります。


   タグに腐などと書いてますがBL作品ではありません(⌒-⌒; )とはいえしっかり肉体関係を持つようになる二人。完全に三浦の一方的な行為なのですが、そこに恋愛感情があるのかただ執着しているだけなのか。私個人としては後者の割合が大きいように感じました。

   和矢に嫌われていると知っていても離れられない三浦。どれだけ想われてもどうしても好意を持てず嫌悪を抱く和矢。

   この二人の関係が終わるのはきっと三浦が和矢の“優しさ”を真に理解して和矢への思いを昇華させた時に、遂に終わるのだと思いました。が、きっとそんな日は来ないでしょう(⌒-⌒; )


   和矢と三浦それぞれ女性と入籍寸前まで行くのですが立て続けに崩壊します。その時点できっと一緒になる運命だったんだろう....と勘繰ってしまいますね。


   あと三浦は難病持ちで作中で何回か入院したりするので「急に死ネタとか来ないよな....?」とビクビクしてました笑

   終盤でまた入院した時、なんだかんだと理由をつけて見舞いにいく和矢もだいぶ絆されてるんでは...?なんて。


   なんといっても今までウンザリするほど感じていた存在がいなくなり、自分で致す時にも三浦の手の感触を思い出している和矢が良かったですねニヤリ


   物語のラスト、突然三浦視点で語られます。三浦の痛いほど切実な、和矢への渇望。愛情か執着か。本人にも分かりません。しかしきっと和矢は三浦のわがままを聞いていくことになるのでしょう。

二人の未来に少しでも幸あれ......(あれっ...!)