6/6(木)

 王国の支配は反対者と支持者にとって何を意味するでしょうか。わたしたちはだれでもそのどちらかになります。中立の立場はありません。ある人たちは自分は宗教が違うので,関係がないと考えるかもしれません。しかしその見方は正しくありません。神の裁きの際は,真の神を支持しているかそうしていないかで判断されるからです。キリスト教以外の宗教でも真の神を崇拝していないということで裁かれることになります。いうまでもなくすべてを裁かれるのはわたしたちではなく,神ご自身です。メシアの王国は間もなく,サタンの世の体制を打ち砕きます。

ダニエル2:44,45   

  この王たちの時代に,天の神は決して滅ぼされることのない王国を建てます。その王国はほかのどんな民にも渡されません。これらの王国を全て打ち砕いて終わらせ,その王国だけが永遠に存続します。山から1つの石が人手によらずに切り出され,鉄,銅,粘土,銀,金を打ち砕いたのを,あなたがご覧になった通りです。偉大な神が,将来起きる事柄を王に知らせました。この夢は真実であり,解き明かしも確かです」。

 

 「滅ぼされることのない王国」が神の王国を指しています。「打ち砕かれる」のが人間の政府や組織のことです。それらは鉄,銅,銀,金で表された歴代の世界強国を指しています。ダニエルは興味深いことを記しています。それらを打ち砕くのが「1つの石」となっています。普通に考えると石で金属を砕くことはできません。ですから比喩的な意味であることを理解できます。そして昔のイスラエルに与えられた律法では悪行を犯した者の処罰は石打ちという極刑でした。の裁きのの支配者(サタンに惑わされた者)による王国の支持者への攻撃があります。それは,これから先の,近い将来に起きることです。