台湾の食事で一番気に入ったのは朝ごはんなので、その第三弾。
朝から餃子。
餃子と言っても、ニンニクたっぷりの中身パンパンのものではなくて、軽くスルッとイケてしまうようなあっさり味で程よい量。・・・ウソ。私は餃子食いなので、こんなべっこじゃ足りない(笑)
しかし、朝ごはんだからね。まだまだ、一日は始まったばかりだからね。ここでお腹いっぱいになっては、このあとのグルメ行動に響く。ちょっと足りないくらいでちょうどいい。
しかし、いつか、舞い戻った日には、たくさん買い込んでお腹いっぱい食べてみたいものである。
中身を皮で密閉しない包み方で、端っこがちょっと開いている。
皮も厚すぎず、食べやすい。
ボストンで手作り餃子をウリにしている中華料理屋のは、大概、皮が分厚く、ツルンとした食感のまるでない餃子なんだよね。
私は薄いほうが好きなので、ここのは美味しかった。
そして、当然、新鮮。
なんせ、こっちが注文した朝食を食べている横で、今まさに作っている!
店先というか、客席の一部なんだけれど。
おっちゃんが真面目な顔して作っている。
スゴイ量の中身。一日にいったいいくつ作るのだろうか。
見ていると、一人のおっちゃんが作り続けているというわけではなく、入れ代わり立ち代わり、色んな人が作っている。なんか、家族総出で次々に手の空いた人が作っている感じ。いや、家族かどうかは知らんけど。
そして、明らかに、作るのにいまいち慣れていない人も混じっている(笑)
いちいち皮をテーブルの上において、両手を使ってよいしょって感じで閉じてるし。微笑ましいわ。
店先で朝食を取る人だけでなく、次から次へと、テイクアウトをする人が訪れているので、朝の時間にかなりの売上があるのだろう。
こちらは、餃子ではなく、中に野菜と春雨の具が入った焼きまんじゅう。長野のお焼きのようなモノかな?
これも、野菜餡にしっかり味がついていて春雨が良い歯ざわりのアクセントで美味しかった。
そして、当然のごとく存在する肉まん。あんまんもあるけど。
気取らない、食べやすい大きさの肉まん。
こういうのを、朝食に、普通に食べているというだけで、なんか、いいなぁ~と思うわけですよ。
ボストンの中華ベーカリーでも蒸した肉まんは売っているけれど、それを食べるということが変わったことであるということと、それが台湾では普通のこと、という、同じことをしても違うところだと意味が違うという感覚が、旅行の醍醐味だよなぁ。
原材料は小麦粉でもそれを異なる生地にして包んだモノが何種類もある。
こちらは、クレープのような薄さのモチモチした生地で包んだ卵焼き。一口大に切って供される。これもなかなか美味い。
小麦粉の生地で何かを包んで料理とするというのは極自然な発想で、いろんな形態のモノがあるのも自然なことだと思うのだけど、そういうものを何種類も手軽に朝食に揃えてしまえるのがスゴイね。
そういう料理がとても好きなので、もし台湾に住んでいたら私は料理をしなくなるかもしれない。
そして、確実に、太る。