内診&説明が終わると着替えに戻るように促がされた。
転院した時に 何があっても泣かない って思っていたのに
今日ばかりは何が何だか分からず部屋に戻り 旦那さんの顔を見ると
自然と涙がにじみ出た。
「 卵がないらしく今日は中止だって。」 そう言うと涙があふれて
止まらなかった。
「 どうして
検査してたんじゃないと(←の)。
卵があるから今日来たんじゃないと(←の)。」 と聞いてくる。
「 だから精採室に案内されなかったのね。てっきり部屋待ちかと
思っていたのにそうじゃなかったみたい。」
「 じゃ、今日は付添だったったい(←付添だったのね)。」
話せば話すほど 涙があふれて止まらない。
最初、術衣に着替える時は いくら旦那さんとは言え恥じらいがあった
けど今度は涙を隠すのに必死で スパッと脱いで着替えていたら
「 お~~お~~、さっきは恥じらいあったのに 今度はすっぱ
(すっぱだか)かよ。」
と言われ、 何となく笑えた。
着替えを済ませ帰ろうとすると、待合で暫く待つように指示が。
待っていると
が来てカンファレンスルームへ案内された。
を待たせ 一人ルームへ向かう。
そこで今回のいきさつが説明された。
ホルモン値はそこそこなんだけど LH値が異常に高くて
通常排卵前には 一桁台である数値が 月曜日段階で100あったこと。
お腹の状態を聞かれながら、私が体温の事を話すと
多分火曜日くらいにはすでに排卵してしまったのかもしれないなぁ
とのこと。
色んな方法で試してきていて 今回クロミッド2段階投与したけど
そのクロミッドが効かず排卵を抑えきれなかったこと。
いろいろ話して下さった。
そうこうしてるうちに 前回5月の状態を聞かせてくれたので
一度記録を取りたいとメモを出していたら カルテを見せてくれた。
前回5月 今回7月
E2 990 233
P4 0.81 1.51
LH 7.6 100
卵 はっきり2個 1個+α
18.4と16.3 18.1と11.2
上記状態 D12目 D17目
これをみても最初さっぱりわからなかったけれど
E2は 卵の数により多少変わるが 1個に付き300~500が適切で
LHについては 排卵前なら 1桁台が好ましい
(P4についても聞いたけれど、記憶に残ってなかった。
でもP4がプロゲステロン値だと言う事だけ覚えてた。)
という説明を受けた。
これらの数値からして、もし採れたとしても良い結果が難しいと
判断されたドクターの決断で採卵キャンセルとなりました。
自分でもこれを見たら、納得です。
もし採れたとしてそれ以降のいい兆しはなかったかも。。
その後、この際だからといろんなことを聞いた。
私の場合、過去2回新鮮胚での直戻しをしたが、受精はして移植は
出来るも陽性反応がないのでそれ以降分割してないのではないか
と考えるから新鮮胚戻しと胚盤胞まで培養して戻すのでは何が違うのか
なぜ私の場合は 新鮮胚の直戻しなのか
私の卵の場合でも胚盤胞まで培養することは可能か 等々尋ねてみた。
それからお恥ずかしい話 妊娠の様子を全然わかってなかったので
着床してから分割するのか ある程度分割してから着床するのか
も合わせて聞いてみた。
するとファイルに綴じた資料を持ってきて詳しく説明してくれた。
でも、よく考えると、その資料は転院した初期に頂いた紙の中にあった
ような (あ~~恥ずかし)
卵管の中で受精して分割しながら子宮の方に向かって行き
ある程度分割したところでハッチングが行われ着床し妊娠になること。
培養とはその手助けをするものであるけれど やはり人工の培養液より
人間の体の方が受精卵にとっても居心地はいいはずだからという考えで
この病院では40代には新鮮胚の早期移植をしてる事。
また特に40台になるとやはり若かりし頃とは色んな意味で不具合(?)
卵の質が劣るとか数が取れないとか。。。が多いので よっぽど大量に
採卵出来て受精卵が出来ない限りは新鮮胚で戻していること。
お金かけて培養しても4日目とかで成長が止まったら移植出来なくなる
ので、それより早く戻してあげた方が可能性が大きいのではないかという
考えがあること 等々が説明をうけた。
この説明を私が納得したうえで成長が止まって移植出来なかったとしても
卵の成長を調べたいって言う事であれば培養は可能なので
先生に相談して下さい とも言われた。
この説明を受けて、今まで2度の移植結果から受精はするものの
その後の分割が止まっているのではないかという思いが強いから
成長が止まったら移植出来ない事を納得したうえで胚盤胞まで培養して
みるのも方法かなって考えました。
実は今回、卵の成長が遅かったので駄目もとで胚盤胞まで培養して下さい
というつもりでした。
だけど今回こんな結果になったので 次回の事だけど相談はしてみようと
思ってます。
話も一段落ついたころ 少し気持ちが落ち着いて 正気に戻ったぴーたん
もう1つ気になることが。。。
「 あの、今回のように当日採卵キャンセルになった場合も費用は
そのままですか?」
「 あっ! いえ 精算させて頂きます。 話の後会計で。」
それを聞いてちょっとほっとして ショックが和らいだのは事実です。
(あーーっ!なんとおこがましい、pp)
ここの病院、
も
もとっても優しく親身になって話を聞いてくれて
アドバイスをくれます。
その中でも今日のナースは私が一番好きなナースだったので
思い切って色んな事を聞けました。
カンファレンスルームに入った最初はショックで落ち込んでいて
が
話そうとすると涙が止まらなかったけれど、色々質問し話してるうちに
なんとなく落ち着き 気持ちは先に向かうことが出来ました。
この時間 実に30分以上はあったと思います。
(普通の診療時間が10時からなのに その前の受診だったから
可能な事だとは思うけれど。)
こういうところが素敵だなと思います。
30分ほど過ぎて そろそろ質問タイムも終わり 気持ちも立ち直りつつ
あったので終わりになろうかとしている頃
ドアをノックする音
が入ってこられました。
またまた長くなったので 一旦ここで