EU Trip (Another story) - Day7
7日目はおまけ。旅の醍醐味を感じました。
航空会社が手配したホテルまでのシャトルバスでアフガニスタン出身でロンドン在住の方と一緒になりました。
朝方だったので、イライラしつつ意識が朦朧としつつ、お互い根底には表現しきれない”不安”を感じている状況でした。
大量の手荷物を持っていたのと、聡明そうな雰囲気だったので、母国からトルコ・日本を経由して、留学先のアメリカにでも戻るのかなと思って話し掛けました。
(後からfacebookで知りましたが、カブール大学を出てました)
実は1年程前にロンドンに夫と移住し、今回は2週間程の単身帰国中とのこと。
大量の手荷物も、母国の親戚の子ども向けのお菓子やなんならとのことでした。
ロンドン→イスタンブールは3,4時間、イスタンブール→カブールも3,4時間程だそうなので、それ程長旅にはならないはずが一日トルコで足止め。
日本までは10時間かかると言ったら逆に心配してくれました笑
しかも入国にはビザも必要で今回のためだけに取ったそうです。
道中、飛行機に預けた荷物はどうなったかも気にしてました。
私も気になってましたが、何とかなるだろうみたいな話をしました。
母国についても話してくれました。
最近も独立記念日を狙った悲惨な事件があったこと、まだまだ観光客を受け入れられる状況にないこと等々。
出国も大変そうで、毎回セキュリティで荷物を確認されてました。
トルコは何度かセキュリティがあるので本当に嫌がってました。
セキュリティからすると仮に同じものを持っていたとしても、パスポートの違いで対応が変わるのも納得できます。
日本のパスポートで入国に難を感じることはこれまでなかったので、恵まれた環境に生まれたなと思いました。
大量の手荷物のために、余った通貨で空港内のカートを借りて、出国まで見送りました。
最後に”親切にありがとう、インスタかfacebookで繋がりたい”と仰ってくれました。
大したことはしてないです。
荷物は大丈夫だよとか話したり、荷物持つのを助けたり、セキュリティでは一緒に話した位です。
が、妙に感謝されました。
英語も達者だったので、自分で難なく対応はできたと思いますが、不安だったのだと思います。
恐らくお国の事情や海外渡航歴、何より突如の足止め(これは我々も初めてで不安でしたが)もあって、隣で色々話を聞いた位でも少し不安は和らいだのだと思います。
そのブータンの方は中東のホテルに出稼ぎに来ていたそうです。
その時は中東に珍しく、大雨が降り、シャトルバスの乗り場まで行けず、タクシーもない状況でした。
そんな状況で、ブータンの方が”どこから来ましたか?、日本ですか?、(濡れて寒そうなので)何か温かいものを持って来ますね。”と話し掛けくれました。
そして、行きたい場所を伝えるとタクシーやその他の移動手段や時間まで調べて来てくれました。
至って普通な対応です。
その方は”ブータンはJICAに助けられている、自分も日本人に何かしなければならないと思った”と言って下さり、最後に”ありがとう”とも言って下さいました。
こちらこそ”ありがとう”という状況なのに。
JICAを通じてブータンをサポートをしているという実感がある方は少ないと思います。
私もその1人です。
ブータンに直接的には何もしていない我々に、巡り巡って恩が返ってきました。
そのブータンの方に言われた言葉を聞いて、日本人としての国際人というのが少し分かった気がしました。
(他の国の方としての国際人とは違う、日本人固有の国際人の在り方ではと思います)
乗り継ぎ時間は2,3時間程で済むようです。
良いタイミングなのですが、しばしばマイナスに働くようです。
フライト時間が良く変更になります。
今回は往復で合計4回利用したのですが、3回変更がありました。
再度予約した便も掲示板の時間は変更せずに予定時刻の20分前に飛んでしまいました。
後々調べたら、時間変更は便によってはほぼ毎回のようにあるようです。