最初の出会い1990年。季節は夏だったように思う。名古屋のパルコで写真家岩合光昭氏の写真集「クジラの海」の写真展が大きなクジラを見た最初だった。と言ってもあくまでも写真パネルなのだがそれまで見た事も無いくらいに大きく引き伸したクジラの尾びれに心を奪われた。その写真展は一番奥の暗くなったスペースにあり、クジラの写真は行灯ケースに組合わされ波やクジラの濡れた皮膚や飛沫が光り輝いていてあたかもそこにいるような迫力があった。いつまでも見入っていたのを覚えている。