井倉洞(いくらどう) | アメコウモリの洞窟(ケイビング)日記

アメコウモリの洞窟(ケイビング)日記

ケイビングクラブに所属しています。許可を得て入る鍾乳洞(非観光洞)から、観光整備された鍾乳洞まで、様々な洞窟でケイビングをしています。気ままなケイビング日記です。
※全ての掲載写真の無断転用は禁止しております。

2018.5.10
井倉洞に行ってきました。
井倉洞は、羅生門と同じく、岡山県新見市井倉にある屏風嶽の下部に開口する鍾乳洞で、昭和33年に県指定天然記念物になりました。天然洞の延長距離420mですが、人工トンネルを掘ったので、総延長が1200mになりました。洞床の勾配と地形の特徴から、4つの部分に区分できます。また、特徴的なのが、天然洞の延長距離420mに対して、高低差が90mもあります。これは日本の観光洞として珍しく、洞内にある3つもの滝があり、それを連続させている竪穴の存在によります。最終的に阿佐里(あさり)の窟と呼ばれる出口から出洞します。
 
羅生門の近くにありましたほっこり
井倉洞到着~ちょうちょ
昭和感漂う”娯楽センター”ぶーぶーぶーぶー
廃墟マニア垂涎かもしれない、カルスト台地の内装が素敵な店内オカメインコ
洞内探索の前に腹ごしらえ~もぐもぐ
山かけうどんラーメンダシとゆず胡椒が効いてて、美味しかったですにやり
これは、、きりたんぽ的な、、名前忘れましたショック美味しかったですてへぺろ
天気も良くて店内から見える景色が癒やされます晴れくもり
阿里佐橋(ありさばし)を早速渡ります星
いい景色です黄色い花虹
井倉の滝も綺麗波
入り口の洞口は吐き出し口になっているので、下りますロップイヤー
 
では洞内へ黒猫あたま
いきなりアイボリーの綺麗なフローストーン三毛猫
 
洞内はライティングされていて、アートっぽい幻想的な雰囲気ラブ白いフローストーン&リムストーンに青い色が綺麗です音譜
二次生成物がよく育っていますね~もぐもぐ
洞内は二次生成物が迫り来る感じでところ狭いとできていますラブラブ
”月ロケット”は分かるけど、”化粧まわし”、、?ねー
白いカーテンに黄色が映えて綺麗クラッカー
”ありさの滝”水が流れに沿って生成された、滝のように見えるフローストーン照れ
ここをくぐって階段を上ると、、”黄金殿堂”のホールに着きましたニコ

まるでサグラダファミリアの中のような雰囲気ガーン

鍾乳洞という芸術建築物のような、、おーっ!
 
目の前には、綺麗な形の巨大な白いフローストーンぶちゅー
大理石のようにつるつるですね音譜
”こうもり岩”こうもりの翼のようにも見えなくもないですねウインク
西洋建築のようにも見えてきますねー
階段を上がると、、
落差50mの最初の滝に来ましたダウン
 
 
 
マイナスイオン半端ないですアップ流れ星
小さなトンネルをくぐると、、
洞壁一面に白くまだ綺麗な状態のフローストーンがレース状にできていましたよほっこり黄色い花
とても白いダイヤモンドキラキラ
 
 鍾乳石の豆知識&基礎知識ですニヤリ
ふむふむにやり
 ここで、近道ルートビックリマーク
 トイレとか行きたくなったらダッシュDASH!
 2つ目の滝ですニコニコ下から→
うーん
 上ぶー
階段上がると、、
 キラキラ光る大きな丸いフローストーンがウインク
続いてまた白く綺麗なリムプールチュー
 
 
 
 
白い氷のようにも見えますラブ
 の奥にある”瀬戸の海”グラサン波
”黒い会議”人が集まって話しているようにも見えますがUMAくん黒い会議と言われると、何か不穏な空気がアセアセ
洞内のライトのケーブルでしょうか、、1センチ250年かかるといわれている鍾乳石に覆われていますアセアセこの洞では1センチ70から80年と書いてあったようですが、ペースが速いですねビックリマーク
すっかり鍾乳石の一員となったケーブルぶー
リムストーンになりそうな勢いねー
洞内は至るところで、白くて綺麗な状態のフローストーンが見られましたラブラブ
”三段峡”フローストーンの滝ですねイヒ
石筍”八重の塔”螺旋階段のようで、ヨーロッパの観光地にありそうにやり
石筍”とうせんぼう”私もとうせんぼうされましたおばけくん
石筍・つらら石・フローストーン・リムストーンetc白くて綺麗くもり
白い大きな石灰華もぐもぐ
 
3つ目の最後の滝ウシシ
 
裏側が滝になっていて、音だけが聞こえます音譜
ここから人工洞、300m石段を下りますビックリマーク
けっこう長いにやり
二次生成物が早くできているようで、石段まで水流が溢れて、リムストーンができあがっていましたゲッソリ
出口ニコ割と大きな洞口ですねイヒ
神瀬石灰洞みたいな洞壁キョロキョロ
ところどころでてきた”ありさ”の由来の阿里佐宮桜
だそうですもぐもぐ
足湯が真顔洞内の湧水だそうですよ日本酒
井倉の滝が真横に佇んでいました爆  笑
 
参考文献:
藤岡博昭「岡山のカルスト」(1992年),山陽新聞社,pp90-92
 
今回、岡山の阿哲台での初観光洞めぐりをしてきましたイヒ球磨カルストや、平尾台、秋吉台、と九州の鍾乳洞を見てきましたが、岡山県の鍾乳洞も二次生成物が綺麗(上から目線ですみません)で、白いフローストーンやリムストーンが多い印象でしたチューまだ、他にも近辺にたくさん鍾乳洞が点在しているようなので、近々行ってみようと思いますウインク

にほんブログ村 アウトドアブログ ケイビングへ
にほんブログ村