風連鍾乳洞(ふうれんしょうにゅうどう) | アメコウモリの洞窟(ケイビング)日記

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ケイビングクラブに所属しています。許可を得て入る鍾乳洞(非観光洞)から、観光整備された鍾乳洞まで、様々な洞窟でケイビングをしています。気ままなケイビング日記です。
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2018.1.22
風連鍾乳洞に行ってきました。
風連鍾乳洞は、大分市から国道10号線を37km南、臼杵市野津町泊に位置する、国指定天然記念物の鍾乳洞です。
日本列島を縦貫する中央構造線が四国は佐多岬の南辺から豊後水道をくぐり、大分県佐賀関半島に渡り阿蘇山の南を経て八代に向かって走って行きます。この中央構造線の外帯にあたる大分県津久見、野津、本床一帯には古生代二畳紀の石灰岩が隆起しており、この石灰岩地帯周辺に40あまりの洞穴が発見されています。そのなかでも風連鍾乳洞はその洞穴二次生成物の壮麗さから全国的に知られる本邦の代表的な洞窟として知られています。
洞窟の奥行きは500mで、外気の侵入が少なく風化現象が少なかったため、鍾乳石は純白に近く光沢があり、均整のとれた美しい状態が保たれています。入り口からすぐにラビエ型溶食痕が壁面一面にみられ、その後、鍾乳石フローストーンで彩られた洞内が続きます。一番最奥にある広場(面積15haの龍宮城ホール)は、圧巻の景観を呈しており、その美しさ、豪華絢爛さは、(元)日本ケイビング協会長(愛媛大学助教授)山内浩先生が”日本で一番美しい記念物であり、代表的な鍾乳洞である”とおっしゃたほどです。また毛細管現象による二次生成物ヘリクタイト(曲り石)を鑑賞できる数少ない洞窟でもあり非常に希少性に富んでいます。なお、大正15年の発見後、昭和2年には山上に位置する新洞とともに国指定天然記念物指定を受けています。
 
大正15年に鍾乳洞を発見した探検隊たち 
 
 
洞内の印象としては、風化が少ない、というだけあり、至るところに立派な鍾乳石などが見られましたが、水が少なく少し乾いた鍾乳洞という印象を受けました。しかし、一番奥にある龍宮城ホールに到着すると、その特大スケールの鍾乳石、石筍、石柱、石灰華などがところ狭しと点在しており、その景観は、まさに圧巻!正直びっくりしました。
 
 
 
 
確かに亀さんですね🐢
 
龍宮城ホールまでは、少し乾き気味の洞内わんわん
 
龍宮城ホールの様子天使
白く透けるほど繊細で薄い白いカーテン状の鍾乳石星
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そびえ立つ巨大な白い石筍とつらら石(タケノコ状:石筍 つらら状:つらら石 です)🦉

 

所狭しと鍾乳石や石筍、石灰華が点在するど迫力おーっ!

 

風化されてないため白く光沢があり美しいキラキラ

まさにお城です🏯(龍宮城ホール)

 

白からのグラデーションが美しい目

 

 

 

近づくと、白い大理石のようです✨🦄

 

キラキラとしてシャンデリアとお城みたいですねルンルン

 

ネーミングセンスがユニークUMAくん

 

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天井から(ツララ状に)夥しいほどにできた鍾乳石アセアセ

 

天井の高さから直線的に流れるように形成されたかなりスケールの大きい鍾乳石ガーン

 

下から見上げたアングル

 

参考資料:

風連鍾乳洞無料配布の観光地しおり「国指定天然記念物 風連鍾乳洞」より

 

 

鍾乳石は250年かけて2cm形成されます。石筍になるとその2倍の年月を要します。

 

だとすると、この景観になるまで、一体どのくらいの年月がかかったのでしょう、、

感慨深いものがありますよねぼけー

 

 

 

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