新型コロナウイルスで耳にする言葉として、「飛沫感染」というのがあります。
当然知っている言葉とは思いますが、おさらいを兼ねまして書きます。
3つの感染対策
●飛沫感染とは、ウイルスなどの病原体に感染した患者の口から
飛び出した唾液などの液体、つまり飛沫が他者の口腔粘膜や鼻粘膜、
結膜の粘膜等に付着することで感染することを指します。
マスクの着用は自分がかからないためではなく、
既に自分がウイルスを持ってしまっている場合に、
拡大を防止するために有効な方法です。
マスクの網目はおよそ5μm程度であるに対し、ウイルスは約0.1μm程度であるため、
ウイルスを防ぐことはできません。
しかし、ウイルスを含む飛沫は5μm以上であるため、マスクの着用によって
感染者から放出される飛沫を防ぐことが可能です。
飛沫感染によって拡散するウイルスの場合、感染者が咳やくしゃみをしたり、
長時間会話をしたりすることによって飛沫が飛び散り、感染経路になりますので、
ウイルス感染症の流行時やピークのシーズンにマスクの着用を徹底することで、
自らの飛沫によってウイルスを広めてしまうことを防ぐことができるのです。
マスク単体では十分な飛沫感染予防にはならないため、
この後紹介する対策方法と合わせて実施するようにしてください。
●ソーシャルディスタンス・・・2M以上の距離を保つことは大切なことです。
●手洗いと消毒を徹底。
<正しい手洗いの方法>
・時計やアクセサリーを外す
・流水で手をよく濡らす
・石鹸をつけてよく泡立てる
・手のひら、手の甲、指先、爪の間、指の間、手首まで念入りに洗う
・石鹸のあわを十分に流水で洗い流す
・ペーパータオルや清潔なタオルで水気をしっかりと拭き取る
以上のように掻い摘んで書きましたが、他人に迷惑をかけないためにも、
自分自身も感染しないようにするためにも3つの対策は最低守りましょう。